部員たちが珍妙な伝導芸を継承している伝統芸継承部に入部した宇佐美はじめだが、主人公のくせにあまりにも影が薄すぎる。まったく印象に残らない。
その代わり部長の鳥羽は必要以上に印象に残っている。俺の中ではもはや主人公レベルだ。絵柄もチャームポイントだなw
今回副部長の長宗我部彩のおみくじの文章を書くという伝統芸が明らかになった。
これは他の伝統芸に比べ馬鹿にできない気がする。本当にこういう仕事ありそうだし、時世に合わせて大吉大凶の割合を変えるとかちょっと感心してしまう。
そんな副部長は1巻にも登場したマスク職人のKさんが覆面を取った姿であった。Kさんはあまり好きじゃないけど、副部長は好きだ。
鳥獣戯画を現代でヒットさせようとする鳥羽部長は部員に唆されカエルとウサギでラブコメを描くが、はじめの友達の小夜がさらっと笑顔で酷い事を言っていて面白かった。小夜怖いねw
部活内で実はハーレム状態の鳥羽だが、漫才研究会の部長のフランソワーズ坂井に惚れられてしまった。その坂井の一発芸の乙のポーズは掲示板などで「>>1 乙」のAAに使えそうな気がした。それにしても鳥羽は絵柄が濃いくせにモテるなんて許せんな。
鳥羽部長の父はギックリマンシールが欲しいという子供のために、鳥獣戯画を描くことを止めギックリマンシールを模写してポスターにしていた。
しかしその模写がうますぎて、普通にマンガ描くかマンガの絵を担当しろと思った。鳥獣戯画さえ描いていなければ。伝統芸に縛られて才能を潰すなんて…
つまようじさんがつまようじを完成させるまでのエピソードもあって、完成するまでに様々な職人が関わっていたが、職人たちは歯に何か引っかかっても誰もつまようじを使わなかった。
まぁそれは置いといて、つまようじさん可愛いなぁ… 出番が少ないのに主人公より印象に残っている。
部長が描いたカエルが雑誌編集者のグルメ漫画は普通に面白いんじゃねと思った。バクマン。でラッコ13号が大ヒットならこれでもいける気がする。どこかで見たことあるような内容だけどさw
カエルとロボットが居たら何をするかという議論ではこれでマンガになるじゃんと思った。
鳥羽部長は2巻でマンガの才能の片鱗を見せたと思う。
今後の鳥羽部長の活躍に期待だ。
個人的な評価★★★★☆
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