哀川 譲
アスキーメディアワークス
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タイトル見て、長くて意味がわからないと思ったけど設定はタイトルのままだった。
人間と人間でない種族
人外と呼ばれる人達が共に存在している世界で、人間と人外は表向きは共存しているが裏では対立している。
そんな世界感で主人公で平凡な人間の
紅太郎の通う聖桐学園は人間と人外が共に通う唯一の学校であった。
しかし学内でも人間と人外の対立はあって、人間達の勇者生徒会と魔王生徒会の2つの生徒会が存在し
生徒会戦という戦いを日夜繰り広げていた。
ルールも存在し、魔王生徒会の生徒会長
魔王は普段仮面で姿を隠し、その正体が勇者生徒会にばれたら負け。2年生で生徒会長になってからの1年間正体を隠し通せたら魔王の勝ち。勝った生徒会は3年時、全体の生徒会として政権を得ることができる。
2年の初め、勇者生徒会の会長になったのは主人公紅太郎の幼馴染で頭脳明晰才色兼備で欠点がないことが欠点なヒロイン
伏城野アリス。めだかボックスのめだかのようなヒロインだ。しかも紅太郎にデレデレ。
一方魔王生徒会長になったのはなんと人間の光太郎。紅太郎は魔王となりアリスに正体がばれないよう対立しなければならなくなった。
敵でありがなら、敵のボスになるのはコードギアスのルルーシュを思い出した。
細かい設定やイベントはベタだけど、人間と人外どうのこうのという設定は面白かった。
あとイベントとセリフだが、ネットでも騒がれているように
バカとテストと召喚獣に似ている。もうそっくり。作者は間違いなくバカテスに影響を受けていると思う。
アリスは普段紅太郎にベタベタなのに、紅太郎がヘルメットで顔を隠し魔王の姿になっている時は紅太郎だと気付かず、冷徹に接するギャップはニヤニヤだった。そして魔王への愚痴を紅太郎に語ったりしているし。
声でも魔王の正体は紅太郎だとは気付かず、そんな声聞いたこともないと否定したりしていた。純粋なヒロインだった。
魔王生徒会のメンバーはまたベタなキャラたちだった。吸血鬼の金髪ツインテールツンデレ貧乳釣り目の貴族の少女や人狼の内気な少女、万能だが毒舌の人造人間など一応ハーレムだ。主人公が鈍感なくせに、やたらとモテるのは許せないな。
面白かったことは面白かったけど、オリジナリティは薄かった気がする。バカテスと文章が似ている疑惑があるし、はたしここの作品は2巻を出せるのだろうか。
個人的な評価★★★☆☆
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