上京生活録イチジョウ(1) (モーニングコミックス)上京生活録イチジョウ 1巻 感想です。
悪魔的スピンオフ第三弾は帝愛裏カジノの店長である一条。
帝愛の絶対君主である会長には嫌われていたが、それでもカイジに破れるまではかなり稼いでいた普通に実力者。

このスピンオフはそんな以上が18歳で地元岡山から東京に何の準備も無く状況してきたころの物語! 一条のせいで岡山がシュールな県に思えてくるw

さて、何の計画もなくただ状況してきただけという状況で底辺極貧生活を送っているのは仕方ないところもあるが、意識高い系クズだったのが一条らしく序盤から面白すぎた!
口では貯金や節約の大切さを同居人の村上に説くが、気が付いたらスマホゲーのガチャに本気になり意志の弱さが完全に搾取される側で、カイジ本編の一条はこういう経験が生きているんだなぁと感じる作品だった。


所々積み上げことが大事と言うが、もう方向性が違ってしまっているのがシュール。フリーター時代の一条ここまで愚かだったのか!

19歳の誕生日にニンテンドースイッチとスプラトゥーン2を村上からプレゼントされた一条はもちろんハマったw
最初は1日1時間までと厳しいルールを敷く一条だったが、間もなく二人で2時間になり、その後は時間制限はうやむやに。期待を裏切らない意志の弱さに笑わせてもらった。

村上がハムスターを貰い、人間の庇護が必要なペットを飼うことで自分の存在価値を作り、自分以外のことで生き甲斐を満たすなとまたもや高説を宣う一条。

絵がとてもシュールなのも面白いが、もちろん何だかんだ一条もハムスターを可愛がり初めてブレなかったw

クズさで言えば平常時のカイジと大差ないレベルだった18歳の一条がどうやってそこそこの成功を収めるに至ったのが気になるスピンオフだった!
確かに目の付け所の良さや反省して自己嫌悪に陥る場面はあるも、所詮はただの意識高い系の一条の上京生活をこれからも見守りたい。
個人的な評価★★★★★
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