【推しの子】 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
【推しの子】 2巻 感想です。
2巻からはアクアとルビーは高校生へと成長し、新章スタート。
アイドルだった亡き母に憧れ自分もアイドルになることを夢見るルビーだったが、シスコンな兄によってその夢は執拗なまでに阻まれていた。
妹に内緒でオーディションを辞退して偽の不合格の連絡入れたり、スカウトされたなら探偵のように内情を調査したり、引くほどの手段だった…

それもアイドルだった母がストーカーに殺害されその再現とならないことを願ってのこと。
幼少期から抱くストーカーを嗾けた真犯人でありおそらく不明の父親を捜して復讐する願いは成長してもまったく変わっていないようだった。

前世で医者になれた頭脳も持っているしさながらルルーシュのようだった。
しかしルビーのアイドルへの憧れは強く、それならと育ての母が経営する芸能事務所からデビューすることになった。
ルビーはそれに伴い芸能科人御用達の高校へ進学。アクアも一緒に同じ高校の普通科に進学し、そこでかつて天狗になっていた元天才子役の「
有馬かな」と再会!

天狗になっていた因果応報で仕事が無くなるもしぶとく生き残っていた。その分今では謙虚で演技に対して真摯に取り組んでいて普通にいい子になっていたw 作画も一瞬かぐや様風になっていて面白いw
再会した かな に紹介された漫画原作実写ドラマの仕事のプロデューサーは母アイが持っていたロックされた携帯のアドレス帳に登録されていた人物で犯人(父親)候補の一人。出演しない選択はなかった。

しかしこのドラマは原作レ〇プに大根役者という最悪の実写化。原作者が失望しているという説明が悲壮感を際立たせていた…

そんなドラマでも少しでも良くしようと演技をがんばる かな に対してスタッフは冷淡で頑張り様が悲しくなってくる展開だった……

しかしここからのアクアがなろう系主人公ばりの活躍で爽快!
自分に才能が無いことを自覚しながらも、アドリブで素晴らしい演出を入れたり、大根役者をあえて挑発して演技に箔を付けさせたり、役者:有馬かな を引き立てる影の立役者となっていた!

計算されつくされた演技が有馬かなの無念を晴らし、まるでドミノ倒しを成功させた時のような爽快感ですっきりした!
目的だったDNAサンプルも煙草の吸殻を回収してしミッションは無事達成。Pは父親では無かったがアイの話を聞くために次は恋愛バラエティーショーへの出演も決まり、何だかんだ役者への道を進みそうな感じだった。
そしてアイドル要員としてフリーだった有馬かなも確保w

ここでも黒いアクアが出てきて面白かった。
アクアの亡き母のための腹黒さと前世で医者だったほどの頭脳を活かした復讐譚としてこれからがすごい楽しみ!
個人的な評価★★★★☆
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