集英社 (2019-07-04)
売り上げランキング: 243
乙女のはらわた星の色 2巻 感想です。
異星人との恋愛が推奨される森陵学園高等学校で、異星人との恋愛を拒み続ける地球人至上主義の主人公「犬飼ゲン」は無自覚に異星人の女子生徒たちを惚れさせてしまう天然のタラシとして学園内で有名になりつつあった…
そして生徒たちの自治組織、通称「倶楽部」の一つ「小手毬会」の「
ミロミィ」がゲンを学内の風紀を乱す危険分子として粛清にやってきた。

倶楽部の目的は組織によってさまざまのようだが小手毬会は学内警察のような仕事をして支持を集めているらしい。
ミロミィに促され女子に嫌われる言動の練習をすることになったゲンは、少女漫画の俺様系キャラのようなハラスメントで訴えられそうな態度を取ることで女子から嫌われようとした。

だがミロミィはそういったドSキャラがお気に召したようで、早くも落ちてしまったw チョロい上にミイラ取りがミイラになるパターンで面白すぎた。


ミロミィが失敗したため、次は拉致して洗脳する強硬手段に出た小手毬会。だがその洗脳も失敗して性欲モンスターが生まれてしまったのも面白かったw この組織はぽんこつが多いようだw

異星人の娘を魅了する常時発動スキルとこの性欲のコンボは恐ろしいが、意外とあっさり解決してしまったのはちょっと残念だったかも。
ゲンを狙うのは小手毬会だけでなく、とにかく騒ぎたい倶楽部「翠嵐会」も接触してき破格の条件で入会を迫ってきた。

破格の条件なのに思春期真っ只中のゲンはよく耐えたと思うw が、最悪なオチがあって笑えたw
やっかいな倶楽部がちょっかいを出してくることに対抗するためにゲンは自らの倶楽部を立ち上げることを決意した。

倶楽部の立ち上げは既存の倶楽部の会長の許可がいるが、今回は1時間以内に100人分の唾液を集めるという狂ったテストが行われた。この学園がエリート学校という設定が信じられないw
唾液は特殊な道具を使って採取するが、何かのメタファーな雰囲気でブレない作風で良かった。

無事100人の女生徒から唾液を採取したゲンたちは倶楽部を立ち上げることに成功。ミロミィもポチとして役立ってたし今後も犬として活躍するのかな。
ここからまた新展開になりそうだった。
個人的な評価★★★★☆
- 関連記事
-
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
