少年ジャンプで再び将棋漫画の連載がスタート。作者はデビリーマンの人で画力は高い。
今作はかつて一世を風靡した囲碁漫画「ヒカルの碁」の小畑健のような雰囲気のある作画だ。
将棋の監修は女流棋士の里見咲紀 女流初段。島根県出身で姉は最強の女流棋士 里見香奈女 流四冠。どちらもお会いしてツーショット写真を撮らせて頂いたことがあるw
さて、主人公の「
天童太星」は14歳にして勝者がプロ棋士になることができる三段リーグに挑もうとする天才将棋少年。
14歳の中学生でプロ棋士になったのは羽生九段や加藤一二三九段、藤井聡太七段など数えるほど。創作の世界でもりゅうおうのおしごと!の九頭竜八一や三月のライオンの桐山零など天才設定のキャラクターに限る。
そんな太星は二重人格で昼と夜とで中身が入れ替わっていた。三段リーグに挑んでいるのは昼の人格の通称「
太」

ヒカルの碁にもサイという最強の棋士がついていたし、それを思い出した。
どちらの人格も将棋を指し、一日一手ずつ昼夜勝負もしていたが、なぜだか夜人格の星は途中から手を指さなくなったそうだ。指さなくなった理由は物語の鍵として今後語られることだろう。

そして昼人格の太は三段リーグの初戦に挑むが、長時間の対局により途中から夜人格の星と交代!
しかも局面は太の粋な計らいにより5年間ストップしている二人の対局と同じ局面となっていた。

持ち駒に矛盾があるような気がしないでもないが、最強将棋ソフトで解析してみると主人公側が大きく負けている戦況。
ちなみに、この対局は藤井七段と石田五段の第31期竜王戦5組ランキング戦の対局をオマージュしているようだ。
2018-06-05 竜王戦石田直裕 五段 vs. 藤井聡太藤井七段の74手目の七6飛が神がかっている対局で名局と言わざるを得ない。
漫画も飛車打ちに対して歩で受けるが、主人公は堂々とその歩を取り飛車を捨てる手を指した。

これも藤井七段と一緒。
だが最強将棋ソフトによるとこの飛車切りで主人公側は大敗勢のようだ。(持ち駒は推定)

太は14歳で三段リーグに挑む天才少年。でもそんな太よりも星の方が強かった。

0勝29敗。天才のさらに上を行く恐るべき夜の人格。次回、逆転劇を信じよう。
そろそろ本当にジャンプで将棋漫画がヒットしてほしい。かつてのヒカルの碁ブームくらいの勢いが欲しい。
だから頑張れ福田先生!
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