KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2019-02-25)
売り上げランキング: 1,561
淫らな邪教に巣喰うモノ 1巻 感想
賛否両論だった前作完結から間もなく連載開始した本作は、前作よりも裸要素が多く、画力は元々高いからそういった需要をくみ取ったのかもしれないと思える内容だった。
表紙の時点からヒロインがパンツをずらしてお尻を出しているからレベルが高い。
1ページから全裸土下座で物語が始まるのも狙いがはっきりしているねw

さて、物語は怪しいカルト教団に唯一の肉親である父を謀殺未遂(脳死状態に)されてしまった姉弟
優芽」と「
亨」が、そのままその宗教組織「
佐戸喰之尊教団」に引き取られることになってしまうところから始まった。
姉弟が暮らすことになった宗教法人の養護施設は異常なところで、警察が介入してもおかしくないような装いをしていた。
入所時は男女分けられることもなく、その場で私物と下着含めた衣服も没収。

こういうところがとてもカルト宗教っぽい雰囲気。前作も田舎の怪しい古い風習を題材にしていたから作者の好みを感じる。
少年少女たちは無理やり全裸にされて教団の服に着替えさせられ居室の大部屋に案内されたが、そこも男女の隔たりがなく宗教の教えで夜は男女ペアで一緒に寝ることになっていた。しかも全裸で。この都合に合わせた男女区別の無さが最高にクレイジー。

姉弟は来たばかりだから夜は姉弟で寝ることを許可されたが、普段はランダムで他のベッドではギシギシとあんっやんっと物音が響いていた…
姉弟が他のペアと組まされるのも時間の問題という感じだった。
今回もオカルト要素はあり、教団に保護されていると思われる女性が騙され奉ずる触手の生贄に捧げられ石ころに変貌してしまった。


スマホゲーが好きな今の教祖は生贄を召喚石のように考えこの得られた物もただのR(レア)とまるでガチャでもしているように言い捨てていた。
施設に収容された子供たちもこのガチャのための種らしく、熱心な信者と仕上がっている子供は自ら早く死にたいと願うほど狂気に満ちた状態になっていた。
こんな洗脳をしている時点でやはり警察の介入が急がれる状況。一応警察も登場したし。
まだまだ教団の異常性は描かれ、先に入居した先輩に逆らうようなら体罰が待っていた。
自らズボンとパンツを脱ぎ四つん這いとなることを強要し、鞭でたたかれるまたも異常な光景が繰り広げられていた。


まだ洗脳されていない姉は今は全てを受け入れ脱出することを画策していて、今後の活躍が期待される。
その武器となるのが、弟が持つ女性限定で通じる魅了の魔眼。

ギアスみたいな効果があるからうまく使えば脱出は叶いそうだ。
そしてもう一つ父が組織を脱出する際に持ち出したたぶんURと思われる石ころ。今は弟が隠し持ち、これも何かした効果があることだろう。
お尻が腫れ上がり日常生活を送るのも辛そうな姉が不憫だったが、罰は別に鞭打ちだけではなく他の子には別の罰も用意されていた。

叩かれるのが好きな子もいるため、そんな子には逆に快楽責めらしい。
雰囲気は前作に似ているが、前作は理解するのが大変な作品だったから今回はもっとシンプルであることを願おう。今のところはまだ理解できている。
個人的な評価★★★☆☆
- 関連記事
-
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!

多めです。エロ描き下ろしも12ページありますが、それでもいらないアイキャッチページがまだあるなど反省してほしい点もいくつか。
そもそもこの島は5巻まで162ページずつやったのが間違いだと思います。
ただ雰囲気は初期のこの島が良く、あちらでさっさとハーレムやってほしかったところ。まあ、こちらでは前作で失敗に『化け物』が1話で出てる反省点がありますが、また打ち切りにならないか不安もあります。