鎌池 和馬
KADOKAWA (2018-10-10)
売り上げランキング: 33
新約 とある魔術の禁書目録 21巻 感想です。
今回はわかりやすく丸々アレイスターとその師匠メイザースとの対決の物語。
メイザース及び『黄金』の構成員はアレイスターが魔術や科学の力を使っても有効打を与えることができないほどの強敵で、最終的にどう決着つけるのか不安に駆られる展開だった。
バトルは手を変え場所を変え幾度も行われたが基本的には魔術要素が強く、禁書という作品を深く理解していないとついていくのが難しいかもしれない。
ミナやリリスが隠れている場所にはカエル顔の医者が現れ驚きの発言したけどブラフで安心したw それに加え木原脳幹復活は面白くなりそう。しかも味方っぽいし。
一方通行とクリファパズル545も良いコンビすぎて今後の活躍が楽しみだった。クリファパズル545はすっかり一方さんを信頼して懐いているようだから日常に戻った時に打ち止めと何かあればうれしい。
今回登場した『黄金』のメンバーはコロンゾンが用意した偽物でミナと同じように魔導書が擬人化した存在。そこがわずかな活路であった。
そこから前回被害者であり加害者であったオルソラがアレイスターを諭して倒す気力を与えたのは良かった。
アレイスター関係を狙う『黄金』の構成員だが「ダイアン=フォーチュン」は撃退されたところを浜面たちに助けられ、魔神二人に挟まれ抵抗できず、浜面の携帯の中の「アネリ」からフォーチュンが恐れるミナの気配を感じた結果すっかり打ち解けてしまった。『黄金』のメンバーで唯一の良心であったw
せっかく友情が芽生えたがアレイスターによってメイザースが倒されたことにより、『黄金』は全員タロットカードの形をした魔導書に戻ってしまった。浜面にとってはフォーチュンを取り戻すことが次の物語となった。
主人公三人にそれぞれ魔術の特別顧問が付くという感じだね。魔神たちは基本傍観者だったし。
アレイスターは本物のメイザースの骨からコロンゾンを止めてローラを開放することができたが、無常にもアレイスターは最後の最後の最後でコロンゾンに敗北。
インデックスがあと1時間くらい早く真相を調べれていれば違ったかもしれないのに、結果的にインデックスは今回も活躍しなかったと言える。
自由になったコロンゾンとの戦いは次回に持ち越し、アレイスターが敗れた今戦えるのは上条さんと充電完了した一方さんに浜面の三人、そして美琴と食蜂操祈。
次はどこに活路を見出すんだろうか。だいぶインフレもきつくなってきているように見えるが。
個人的な評価★★★☆☆
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あとこの巻のアレイスターもメイザースもローラも、オリジナルのようで違う存在(偽物)なんですよね。ローラにいたってコロンゾンの人間体だったらしいですが。そろそろ次巻で上条さんの右手の竜王達やレベル5全員と共闘とかしてほしいところ。ついでにオッレルスやフィアンマ、トールも来てほしいです。
前にも言いましたが、そろそろとあるシリーズ完結してほしいです。