東 冬 TENGEN
KADOKAWA (2018-08-04)
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コミック版 ロード・エルメロイII世の事件簿 2巻 感想です。
1巻は神話やオカルトなど神秘的な話が多く難しく感じたが、2巻はストーリーが進み理解しやすかった。
しかもめちゃくちゃ面白いじゃん!聖杯を巡るあれこれだけがFateじゃないと感じた。
一人目の被害者からエルメロイ二世は天使の名前を殺害予告だと推察。

集められた魔術師の中では最弱であるエルメロイ二世はもし殺し合いになれば最初に敗北してしまう。しかし引かなかった。ケイネス先生の破損した魔術刻印の復元のため残るとかどこまで善人なんだと思う。

現場検証では絡んできたルヴィアの魔術について少ない情報からするどい推察をしていたのはさすが乏しい魔術の才能でありながらロードの地位にいると思ったw

第四次聖杯戦争でキャスターの工房を見つけ出した手腕を思い出す。しかしこんな険悪なムードからよくルヴィアはエルメロイ二世の弟子になったものだ。
謎解きをしているのはエルメロイ二世だけではなく、ルヴィアは隠し部屋を見つけたり、ハイネも再び魔獣と対峙していた。
結構な魔術師だと思っていたのに、第二の被害者はこのハイネとなってしまった…

Fateって優秀でも傲慢な性格でなければ生き残ると思っていたのになぁ。この城全体が工房になっているようだから、どんなに優秀でも不利すぎたんだろうかね… 術式が不安定になったとか言ってたし。
ルヴィアは隠し部屋を見つけた成果から、城全体を乗っ取る術式に打って出た。こんなことできる当たりがますます優秀に見える。
アニメのプリズマイリヤやUBWの後日譚で凛と戯れている姿しか知らなかったから、本当はこんなに優れた魔術師だったのかと驚いた。

しかし城のセキュリティが発動し乗っ取りは失敗し、エルメロイ二世はルヴィアもろとも結界に閉じ込められてしまう。
ここからはエルメロイ二世のターンだった。
時計塔の講師らしくルヴィアに魔術の手解きをして結界を打ち破る攻撃を放てるようにした。

おそらく初対面なのにここまで適切にアドバイスしてしまうところがかっこよかった。あの貧弱だったウェイバー少年とは思えないw
ルヴィアが優秀な分エルメロイ二世の活躍がより輝く物語だった。
次回はこの城の話の完結巻だろうかね。犯人はまったく推理できないわ。まさか本当に亡霊に仕業なんてことはないだろうし。
ルヴィアと妹は犯人でないだろうから、爺さんか占い師か山伏が犯人かな?でも終盤読んでると妹が犯人という可能性も無くはないのかな。
妹に防衛機構が無効だったのは、魔術刻印を持っていないからではなく黒幕だからとか?わからん。
個人的な評価★★★★★
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ルヴィアは規格外の天才と言われる凛と同レベルの天才です
凛と同様、並の魔術師5人分に匹敵する魔力と、それを使いこなすセンスの持ち主です
しかもレスリングのウデも一流です
キャスターとはいえ英霊を素手でボコボコにした凛に幾度もバックドロップを叩き込んだ猛者です
プリズマ☆イリヤでも、凛と二人がかりとはいえバーサーカーを一時的に拘束したりと、要所要所ですごい事をしてます
バゼットにはかないませんでしたが、あれは彼女が戦闘のみに特化した戦闘力だけなら英霊レベルの魔術師だったからです
しかもアニメのUBWでの後日談を見るに、凛とルヴィアも将来的にはバゼットに比肩する戦闘力になりそうですねw
凛は成長すれば魔術協会の歴史の中でも100番以内に入るらしいですし