Tiv:漫画 竹岡 葉月:原作
一迅社 (2018-07-27)
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政宗くんのリベンジ 最終10巻 感想です。
物語もクライマックス。最終巻の表紙を飾るのは吉乃。8巻、9巻に続き3巻連続だ。これはもしかしたらと期待をそそられる!
政宗は愛姫と交際しながらも夢では吉乃と交際していた。これは心に未練が残っているということだし、やっぱり可能性が見える気がする。

愛姫はバレンタインには手作りのお菓子をプレゼントしてきた。普通にカップルらしいイベントであったが、「裏切れるか この子を」はどこか受動的な気持ちを感じないこともない。

さてこんな感じで政宗はどこか心ここにあらずという雰囲気で、その気配は愛姫自身にも伝わってしまっていた。愛姫本人は政宗のことが好きだが、好きだからこそ自ら別れることを決意した…

最後にかつてのいじめっ子と再会して政宗が強くなったことを証明したり、慈しみの深い別れのシーンだった。
別れた後は今度は吉乃を応援する番。これまで自分に気を使って遠慮し気持ちを抑えてきた吉乃の背中を押してあげていた。

もう我慢することのない吉乃は愛姫に振られたショックで田舎に帰ってしまった政宗を追いかけ山中を歩きやっとの再会!
この子も愛が深くて政宗がうらやましくなる。自分のためにここまでしてくれる人なんて普通いないだろう。

この再会から月日は経ち3年生となった政宗たち。愛姫と政宗は同じクラスとなるが、政宗が普通に親しく関わってきて気まずく感じる愛姫の挙動が可笑しかった。

いちゃつく政宗と吉乃を見た愛姫を髪をばっさりと切るが、なんとここでネタばらし。実は政宗と吉乃は交際しておらず、ちょっとしたイジワルをしているだけだった。何だとという感じ…
政宗はずっと目標にしてがんばってきた愛姫のことをきちんと好きになっていた。ミイラ取りがミイラになったのだろう。いい意味でw

ここの違いが吉乃との決定的な差になったんだね。
最後は神聖なる学び舎でハレンチなことをして、王道にメインヒロインと正規のカップルとなり完結。

この二人を吉乃が笑顔で見守っていたのが複雑な気持ちになる。吉乃が完全敗北の滑り台行きになってしまったのがかわいそうに思う。少しくらい救いが欲しかった。
主人公がイケメンだけど元デブという設定がありヘイトが溜まることもなく、嘘から出た実なラブコメは面白かった。画力がとても高くてどのヒロインも可愛かったのも評価が高い。
個人的な評価★★★★★
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