鎌池 和馬
KADOKAWA (2018-06-09)
売り上げランキング: 30
新約 とある魔術の禁書目録 20巻 感想です。
学園都市を犠牲に大悪魔コロンゾンを一時的に封印することに成功したアレイスター。しかしあくまで時間稼ぎにしかならないため、コロンゾンを完全に倒し次女のローラを救う手立てを見つけるために皆してイギリスのロンドンに遠征するのが今回の物語。
今回は一方その頃というパートが無く分かりやすく一本道でコロンゾンのアキレス腱を探す物語だった。
イギリスに出向いたのはアレイスター他、上条さん、一方さん、インさん、オティヌス、浜面、滝壺、府蘭、娘々、ネフティス という豪華メンバーだったが、魔神二人は傍観者であった。
かつてあんなに大暴れしたのに浜面&滝壺と普通に一緒にいるのがすごい状況だった。浜面は魔神の恐ろしさを知らないだけに。
イギリス清教へローラの正体や経緯を説明するのは時間がかかるため、今回はやむを得ず正面突破。
しかしイギリスへは10億人にifの世界のアレイスターが同時に攻め込むアレイスターハザードという大厄災が発生していて、今回は基本的にアレイスター無双。とんとん拍子にイギリス侵攻が進んでいった。
アレイスターはこれまで黒幕をやってきただけはある圧倒的強さだった。
聖人の神裂とナイトリーダーを同時に相手をしてまだ余裕だし、近代魔術を作った人物だけあって今の世代の魔術師が使う魔術は全て無効というチートぶりw
コロンゾンが用意していた対アレイスター用人造悪魔の「
クリファパズル545」もものともしなかった。
しかし一応の今回のボスは意外にもオルソラ。コロンゾンの事情を知らないため普通にイギリスを守るために自ら人柱となり非人道的な礼装を使い上条さんたちの前に立ちはだかった。
ここにきてやっとアレイスターが敗北したくらいだから強力な敵であった。
上条さんの幻想殺しの弱点として空を飛んでいる相手には届かないから使えないというのはシンプルに面白かったと思う。
細かい伏線としては滝壺はなんだか魔術の世界に入門しそうな雰囲気がした。何やら信号を受信してたし。
一方通行は今回ほぼ傍観者だったがアレイスターが実は倒し損ねていたクリファパズル545と契約していた。まだ魔術の世界に入門したくない一方さんはこの悪魔に魔術の行使と解説する役目を押し付けたのだった。
クリファパズル545の成り立ちみたいなものを理解していたら脅威でないみたいなことをアレイスターは言って撃破したわけだが、一方さんは生命の木とか逆位置とか理解していないだろう。ローラがコロンゾンに支配されているのと同様のことが起きないか心配である。
アレイスターはコロンゾンが縛られているメイザースの遺体を使うことで倒すことを考えたが、墓には別の遺体が眠っていてそこに現れたのはメイザース他黄金のメンバー。アレイスターより強いやつがもりだくさんの最強の魔術師軍団。
アレイスター一人では敵わない中、アレイスターの作った学園都市勢力である上条さんと一方通行が立ちはだかってくれて、黄金(まじゅつ」と学園都市(かがく)の戦争が再び起きようとしていた。
魔術サイドのインフレが止まらない中、魔術の力を取り入れた一方さんの活躍に期待したいところ。
学園都市の学生たちは各地に散り散りとなり、美琴も上条さんがイギリスでまたハーレムしてることを知り動くようだから、A.A.A.の登場もあるのかも。
今回は大きな戦いの物語の導入だっと言える。
個人的な評価★★★★☆
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一方通行は悪魔と契約。上記の垣根や削板もきてほしい。
あとフィアンマ、オッレルス、トールも。
メイザースは何らかの方法で生存していたんでしょうね。
すでに何年も魔神や不老不死の存在もいっぱいいるので別に驚くべき事ではないので。