ヤングジャンプ 2017年 40号掲載分 「君は淫らな僕の女王」 第12話 感想です。
卑猥なこの作品もいよいよ最終回。不定期掲載のため長かった。ある種ハンター×ハンターと同じくらい待ち遠しい作品だった。
カラー扉絵の煽りも一般紙とは思えない単語が並んでいるw

待望のコミックスも11月17日発売とのこと。
さて、前回は昴が親の借金の肩代わりに、16歳を迎えた誕生日に変態ロリコン親父と結婚することになってしまった。もしもこれを断れば家族が路頭に迷ってしまうため昴に拒否することはできなかった。昴のこの苦痛はこれまでなかなか減らなかった自制心の砂時計を一瞬にして消化してしまうほど。
かなり悲惨な未来が待っているが昴はブレず、どこか悲しげながらも砂時計から解放されたことでさっそくアキラとセクロス。

いつもの昴さんに見えるが、最後の思い出にって感じだね。
行為中の描写はもちろん秀逸!一般紙とは思えないクオリティだな。アキラは中田氏してるっぽいし。

借金のことを裏の神様に頼もうともしたが、3度目の願いなのでその代償はさらに重くなり、生涯24時間自制心を失うという人間としては生きていけないような実質不可能な選択だった。
昴は結婚前にデートという名目で呼び出され、ジャージで赴いていた。ささやかな抵抗が泣ける。

おっさんがプロデュースするデートはホテルに直行というものだった。おっさんにとって昴はただの玩具。
たった2億円で上物の16歳のJKと結婚して合法的にセクロスするには安いそうだ。悪魔的変態。

おっさんは昴を脅して服を全て脱がし、正規を広げて見せるよう命令してきた。もちろん昴に拒否権はなく、あんなに楽しそうにオ○ニーしていた昴がこんなことになってしまうなんて読むが辛くなる展開だった。

おっさんの要求に強気な昴も泣きだすほどだった… オ〇ニーは呼吸と同じなんてパワーワードを言っていたころからは想像もできない姿。

奇しくもこのおっさんが命令したポーズは、かつてアキラと楽しく変態プレイをしていたときのポーズだね… ミラクルジャンプか何かでカラーで描かれていた番外編でのときの… あのときとの昴さんのハイテンション具合とは当然ながら雲泥の差。
しかしそこに現れたのはアキラ! 昴の妹の真奈に事情を話して裏の神様の力を借りたのだった。ベタだけど来てくれてよかった。ほんと…
理性を失っているから、憎きおっさんを〇すのも躊躇しない勢いがあった。昴は性欲だけの権化になるけどアキラは真っ当にこうなるようだ。

ちなみに真奈はどうなるのか見てみたいけど、最終回なんだよね。
アキラの真に迫る気迫に怖気づいたおっさんは撤退。
残された二人は、今回は理性を失ったアキラの方から昴を熱烈に求めたのだったw

この二人はこういうシーンが多すぎて、こうしているところが一番自然で似合っている。裏の神様も二人の純愛に免じて徴収する理性は3日分でいいと大幅に減額してくれた。だからハッピーエンド!
純愛とはこういうことなのかぁ。
そして月日は経ち3年後。大学の合格発表か何かの場で二人は互いにプロポーズ。

昴が理性をキープしている所は久しぶりに見た気がするw 淫らな姿からは想像できないキャラだね。
将来、子たくさんになりそうな二人だった。
これを一般向けと言うことに躊躇するくらいにはエロマンガだった。青年誌とは言え、どうしてこれが掲載できたのか不思議なレベル。
変態漫画マエストロと言っても過言ではない二人の作者の作風と画風が見事にマッチして、レベルの高い淫らな漫画が生まれたと思う。互いに別の漫画を連載中だけど、またこの二人の合作が読みたいと思う作品だった。