弓弦 イズル
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メカ×美少女ということで買ってみたが、普通に面白かった。個人的にメカものは好きだし。
たぶん近未来、IS(インフィニット・ストラトス)という
女性だけしか起動できない飛行ユニット付きの鎧のような兵器が日本で開発され、
その操縦者を育成するための世界唯一の学校 IS学園 に世界でただ一人
男で起動できた主人公 一夏 は入ることになった。
だがISを操縦できるのは女性だけなため必然的に学園は女子高のようになっていた。ちなみに職員もすべて女性。
そんなハーレム状態で主人公は過ごすことになった。
以下ネタばれ注意学園ラブコメ要素とメカ要素が含まれているラノベだが、ラブコメ要素の方が強かった。主人公にはもうちょっとメカで活躍して欲しかったのが正直なところ…
ヒロインは3人登場した。
一人目の箒(ほうき)は一夏の幼馴染で、世界で唯一ISのコアの作り方を知っている開発者の妹だ。
箒は不器用でそっけない態度を取ってしまうツンデレタイプであった。例えるなら“文学少女”の琴吹さんのような感じだった。
この幼馴染に関して言えばネーミングが悪いと思う…
そして一夏と箒は寮で同じ部屋になった。男子寮も男子トイレも男湯もないためだが、若い男女が同じ部屋とは…
一夏とはお風呂関係で裸を見てしまうというベタなイベントもあった。こういうイベントは欠かせないねw
二人目のセシリアは、イギリス代表の候補生でイギリス政府が選んだエリート。一年生では数人しかいない専用ISを持っている。
セシリアは金髪の巻き髪で、胸は慎ましいがプライドの高いお嬢様であった。そして時間経過でデレるタイプのツンデレであった。
こいつはなんか超ベタなツンデレなイメージがある。脳内でイメージする声が流れるくらいだ。
セシリアは主人公とクラスの代表の座をかけてISで戦うが、その戦う様を見て次第にデレてきた。
セシリアの専用ISはブルー・ティアーズといい、中距離射撃型で、ガンダムで言うところのファンネルとかビットとかドラグーンとかファングみたいなものが装備されていて興味深かった。
主人公はISを動かせる唯一の男として近距離格闘型の専用IS白式を用意されていたが、このセシリアとのバトルは面白かった。
ビットを撃墜しながらセシリアの機体に近づき攻撃しようとするが、セシリアは隠していたビットを出して反撃したりして、ガンダム00のスローネツヴァイのミハエルを思い出した。
この戦いの後セシリアはデレていく…
セシリアがデレ始めてから箒もデレの割合も増えたかも。
三人目の鈴音も幼馴染だが、箒が転校したあとやってきた幼馴染だ。通称 鈴 はややロリっぽい容姿で中盤に出てきた。わりと積極的に主人公にアプローチしていたが、デレの成分が多いツンデレであったように思う。ヒロイン全員ツンデレか…
一夏と鈴が仲良くしているのを見て怒りだす箒とセシリアも良かった。
鈴は中国代表の候補生で専用IS甲龍を持っていた。そして代表戦で主人公と戦うことになるが、その後ラブコメ抜きのバトルものぽい話になった。
このバトル関係で2巻が気になるな。
そして最後は箒が主人公に衝撃発言をして終わった。
ISのデザインについては、スカイガールズのようなものをイメージしてほしいけどちょっと違う。
表紙は幼馴染の箒だが、右手だけISを展開している。こんな感じで両手足にISを装備している。あとはバックパックと。
そして操縦者はISを展開すると服が自動で変わるのかな?最初に数ページ描いてあるカラ―イラストのセシリアはスク水のようなものを着ているし。
このラノベの語り手は基本主人公だけど、ところどころで他の登場人物が語り手になっていた。そしてヒロインたちの心理描写は非常に良かった。
こんな感じでラブコメ要素もメカ要素も面白かった。ラブコメ要素ではベタさが注目点かもしれない。
個人的な評価★★★★★
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