如意自在
芳文社 (2017-03-11)
売り上げランキング: 1,465
はるかなレシーブ 3巻 感想です。
ビーチバレー界で成美と彩紗はアイドルのような存在になっていた。

ビーチバレー用に機能美に溢れた面積の少ない水着を着用してグラビア撮影までしていて、しかも容姿端麗だしそこらのアイドルよりアイドルしている。期待の有力選手ってのもポイント高い。
そんな存在に憧れビーチバレー部への入部を希望する後輩「
大城あかり」が今回登場した。

後先考えない突貫娘って感じの子でややアホの子っぽいところが可愛かった。
はるかのことをアイドルである成美の元パートナーであると勘違いして近づいてきたが、本当の元パートナーは小柄なかなたの方。
小柄なかなたと組んでもビーチバレーで活躍してアイドルになるのは難しく、計画の破たんにがっくしと項垂れていた…
愛嬌のある子に見えるけど実際はぼっちで寂しさを感じていた。だからアイドルに憧れていた。

反応がわかりやすく嘘を付けない性格なのにぼっちなのは幼少期に芸能活動をしていて敬遠されていたからだった。
ビーチバレー部への入部を諦めたあかりだったが、あかりがぼっちな所がかつての成美と重なって見えるかなたは改めてあかりをビーチバレー部に勧誘した。
簡単に乗せられビーチバレー対決をすることになり、実力のあるかなたに優しく敗北させられるもまだまだとムキになったりチョロくてほんと面白い。
色々反応がオーバーで見てていて飽きないわ。

ビーチバレー部のメンバーと打ち解けたあかりは正式に入部を決意。こうしてメンバーが5人になったビーチバレー部はバレー部の一部という扱いから正式に単独の部活とランクアップしたのだった。
そしてクレアの母がコーチとして沖縄に帰ってきて練習体制も整った。クレア母はプロのコーチもしていて高校生への指導者としてはもったいないくらい。
はるか・かなたペアでさっそく指導を受けるが、スパイクが強力で単独ではレシーブすることができなかった。
そこではるかがボールの威力を弱めて、かなたがレシーブするという手を使って対処する方法を思いつき、ペア同士の絆が大切であることを学んだのだった。

物語の内容はスポコンとしてとてもまともだけど、全編に渡りアングルが露骨に際どくて良いね。ただでさえ大体のページが小さな水着でサービスシーンだらけなのに。1クールのアニメだったら1話分しかないようなシーンが盛りだくさん。
小学生時代にかなたと成美の出会いの物語も語られた。
当時の成美は読書家で大人っぽく、それゆえ敬遠されあかりと同様ぼっちであった。そのぼっちを見かねたかなたはビーチバレーに誘い成美はどんどん成長し小学生大会で優勝までしていた。

対戦相手として小学生時代のクレアたち姉妹も登場していて、小学生であのボリュームとはって思った。小学生は最高だな。
かなたははるか達と出会い、元パートナーとしてではなく、友達として成美と向き合うこともできた。

部活のメンバーやコーチが揃い、過去とのケリも付け、ビーチバーレー部としてきちんとしたスタートを思わせる展開だった。
物語中では現在冬だが、夏が待ち遠しいな!
個人的な評価★★★★☆
- 関連記事
-
できたら下のランキングのバナーを押してほしい。
押してくれたあなたは、とても親切な人だ。
