河本 ほむら 尚村 透
スクウェア・エニックス (2017-02-22)
売り上げランキング: 51
賭ケグルイ 6巻 感想です。
ついにアニメ化決定!してほしいと思っていたし、すると思っていたんだよね!楽しみだなぁ~!
今回の物語は生徒会役員の書記である「
五十嵐清華」と対決。
五十嵐はこれまで戦ってきた生徒会役員は皆個性が強すぎるところがあった。ところが五十嵐は見た目を含めても普通。キャラクター性も俗物にしか思えない人物。

しかし中学生の段階で高校生の全国模試で首位常連という勉強だけはできるという天才だった。1位になることに拘り、今は会長に心酔し会長の一番になるために夢子に勝負を挑んできたのだった。
賭けるものは互いの命というカイジもざわつくほど重たいものになってきて、インフレ甚だしいw

でも夢子は命を賭けるのはつまらないとそれを断り、結局五十嵐は負ければ心酔する会長と赤の他人になること、夢子は今後ギャンブルしないことが賭けの対象となった。
互いにとって死ぬよりもつらいことということだ。どちらも気持ち悪いくらいに狂っていて将来が不安になるJKたちだ。
さて、今回のギャンブル内容もひと際狂っていた。1回しか使えないのに専用の塔まで建てて行うギャンブルは、高校レベルの問題を解いて扉を開き塔の五階から一階までを往復してくるというものだった。1回しか使えないというのは特別なギミックがあるため。

これまでのゲームと異なり再現は不可能だし、特殊すぎて緊張感はちょっと伝わりにくいかな…
さらに結局負けた方は塔の5回の側面の扉から飛び降りるという条件も追加されてしまった。結局命を賭けるのかよ!五十嵐にとっては一方的に慕うこともできず他人のまま死ぬという苦行を味わうことに。
こんな塔の建設といい、会長の鬼畜さが出ているギャンブルだった。夢子とも火花を散らしているからいざ直接対決したときの賭けの内容が不安だわw
問題を解くのはターン制で互いに5分で交代。複数ある扉を順番に選んで進んでいくというゲーム。
絶対的な学力を以てして王道に確実に進んでいく五十嵐は普通に戦えばまず勝てない相手。

一方の夢子は一見無駄に思える塔の外に繋がる側面の扉の問題に挑戦するという愚行と言える行動をとっていた。会長がギャンブルだけのために実用性を一切無視して建てた建物を隅々まで味わいたいらしい。

しかしこれが好手であった。側面の扉を開けたことでギミックに気づいた夢子は五十嵐が一階か二階ずつ上り下りしていく中、一気に五階まで登るというショートカットを使用。この勝負すべてはギミックに気づくか気づかないかの対決だった。
だから今回の勝負は一度目の敗北もなければ、イカサマも心理戦もなしの普通の勝負。狂ってる姿を楽しむことはできたけど、ストーリー重視な回だったかも。
約束通り五十嵐は会長と赤の他人になり塔の側面からダイブ。これ高校生じゃなくて帝愛がやるようなギャンブルだろ…
しかし五十嵐が選んだ扉は五階分降りることができる扉で下にはマットが用意してあった。五十嵐は合理的ゆえに無意識でそういう扉を選んでしまうそうだ。
そして赤の他人として飛び降りた五十嵐を会長は再び生徒会に再雇用。

今回の勝負互いに何も失うことなくなんだったんだろうか…
と思っていたら会長は突然の生徒会解散宣言!

さらに新キャラとして「
百喰一族」とやらも多数登場。
現生徒会役員たちも大興奮みたいだし、もしかしたら現役員同士の対決や百喰一族と役員の対決もあるのかも。
さらなるギャンブル狂な展開期待しよう。
賭ケグルイ 7巻は6月22日発売!
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