秋田書店 (2017-01-06)
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ダーウィンズゲーム 11巻 感想です。
まるではるか年月が経ち遺跡のように風化したような渋谷の街に転送され、ハンティングゲームをさせられることになったカナメたち。とりあえず先住民と協力してなんとか新たな支配者である凶暴生物「ドウメ」を一匹倒していた。
ゲーム外で待機するクランの仲間たちはカナメが1位でクリアするかどうかに賭けていて、暫定1位に沸いていた。

賭けで勝負している敵クラン「トリニティ」も強豪ではあるが、リーダーが焦ったり弱さを見せたりもしていて万が一カナメが負けても切り崩せそうな雰囲気であった。だんだんと主人公たちのクランのTUEEE!!展開になってきたかも。
ソシャゲ風のデスゲームでチームとしてTUEE展開はわりと新鮮に感じる。
ドウメを倒し彼らの住む村に案内されるカナメたち。道中、洞窟となった渋谷駅に時の流れを感じながら、たどり着いた場所は古代の集落のような場所で文明もすっかり途絶えていた。人口もドウメの影響で300人くらい。人類ピンチ。

日本語が通じたり、距離の単位としてSI単位系が使われていたり、ちぐはぐなところは漂流教室みたいだった。
ここでカナメたちは他のプレイヤーと遭遇し、先住民たちからも情報を得ていた。やっぱりここは未来の日本のようだった。

この物語における異能「シギル」はDゲーム参加者しか使えないけど、この先住民たちの巫女やドウメは同様の力を使えることから、そもそもDゲームとは何なのかという所まで掘り下げれそうな章だけど今はまだその時ではない様子。
敵プレイヤーであるカネヒラがハンティングの対象として先住民の殺害を始めていて、カナメたちはそれを止めるために動き出した。

カネヒラは部下を指揮しながら他のことにまで手を回せないと踏んで計画するカナメだったが、カナメの計画の先を越すようにカネヒラは同時間の違う場所複数に出没していた。

刀を使ったり、クナイを投げたり、分身したり、手荷物というには多すぎる物資を持ち込んだりしてたし、忍者のような異能持ちなのか? 戦闘特化の先住民と互角に戦えていたから見た目に反して戦闘寄りな能力っぽい。
カネヒラを潰すために気合い十分なカナメたちだったが、同じよそ者のカネヒラがあんなことをしたせいで疑われ投獄され、土人のような決闘をして無実を証明しなければならなくなってしまった…

能力使って銃を取り寄せれば圧勝だけど、それじゃあ殺害してしまってアウト。ここをどう切り抜けるのは覚醒したカナメの機転に期待したい。
個人的な評価★★★★☆
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