暁月 あきら
集英社 (2016-11-04)
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症年症女 12話 感想です。
一人髑髏のひまわり畑に佇む少年。そこは夢の世界だった。いつもあるさかさまの道徳の授業も少年の夢の世界での話だった。
少年はあんなことをこれまで学んできていたということか。
夢の世界のうさぎヘッドの科学者は少年をいつもの道徳の授業の教室に案内しようとしたが、扉の先は来年の個性を決める会議室だった。ここでファッション業界同様に個性を考えているそうだ。

誰の個性を考えているかはわからないけど、どうせ去年の個性すら覚えてないだろうからと、いつもの使いまわしの個性を満場一致で決定。
謎の会議だったけど、個性は無個性なものと言いたいのだろうかね。
次に訪れた先は個性の墓場。「妖精が見える」とか「超能力が使え」とか中二な設定が墓石に刻まれていて、少年がここで個性を捨ててみんな大人になっていくと言っていたのが印象的。

12歳で絶対死ぬ病気と関係ありそうなセリフだと思った。強すぎる個性を捨てられないから死なないのかな。
墓石の下がやっと道徳の教室だけど、少年を見送ったうさぎヘッドともう一人魚人ヘッドは何か含みを持って少年に接していたようだった。

夢の中に入るスキルでも持っているかのようなやつらだ。今回あいまいな情報量が多くてついていくのが大変。
道徳の授業では「どういう理由なら人を殺してOKか」という質問について問われていた。まるで少年を唆すようなピンポイントな授業。
少年は色々な理由を応えるが最終的には「好きな子の笑顔が見たいから殺したい。」という結論を出していた。

今の少年には少女ちゃんの顔を見れない。そして死体なら見える。この二つの設定が繋がったのか?最悪だから止めたとも前に言っていたけど。笑顔でもないと思うし。
ベッドで目覚めた少年は少女ちゃんのいる集中治療室に向かい殺意をもって最高の笑顔を見せていた。物語始まって以来の笑顔だと思うw

こうして1話冒頭に繋がるが少女ちゃんの顔が黒塗りになっていないということはあるいは…
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