松井 優征
集英社 (2016-06-03)
売り上げランキング: 14
暗殺教室 20巻 感想です。
残りエピローグと番外編があるけど、実質的には今回がクライマックス。
レーザー発射前に殺せんせーまでたどり着けたE組生徒たち。誕生日祝いにケーキをプレゼントして、殺せんせーが身に余る報酬を得たと言っているのを聞くともう終わりなんだなぁと寂しく思う。

でもE組生徒と殺せんせーの最後のひと時を邪魔しにやってきたのは柳沢と触手で強化された二代目死神。こいつらとも最後の戦い。

バトル漫画じゃないけど最後はがっつりとバトル。
スペック上では殺せんせーを上回る二代目相手にボロボロになりながらも生徒のために年季の違いを見せつける殺せんせーの姿は涙を誘う。ここまで生徒のために必死に戦う先生は地獄先生ぬ~べ~以来かも。
殺せんせーのために時間を稼ごうとした茅野は致命傷を負い、それをきっかけに殺せんせーは黒くなるがそれも踏まえ感情を込めた一撃で二代目とついに柳沢も撃破。
ここまでの物語で渚が殺せんせーの弱点をまとめていたが、最後に見つけた弱点が「僕ら」ってところで、殺せんせーが否定していたのも感動的。弱点メモは色々な意味で伏線やフラグになっていたな。
茅野は殺せんせーの医療技術により無事蘇生成功。細胞を集めて再構築するとかそんなことまで準備していた殺せんせーの暗殺なんて今思えば無謀すぎたように思うw 二代目との闘いも常人には立ち入れないレベルだったし。
疲労困憊の殺せんせーは生徒たちに押さえつけられ最後の点呼。

この最後の出欠の確認が実質的な殺せんせーの最期のカウントダウンに思えるわ。
殺せんせーに止めを刺したのは当然渚くん。

これまでの想いでがフラッシュバックするも、無駄に語らず「さようなら」の別れの言葉で最期を迎えるところは泣けたわ。
生存ルートという希望が描かれたり、あれだけ無敵だった殺せんせーが良い意味でこうもあっさりと最期を迎えたせいで、色々な気持ちが錯綜する最期だった。
個人的な評価★★★★★
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