小畑 健
集英社 (2016-05-02)
売り上げランキング: 46
プラチナエンド 2巻 感想です。
主人公の明日(ミライ)の片想いの相手 咲も神候補だった。しかも先制して赤い矢を刺されてしまいゾッコンラブ状態に。ただ、元々片想いしていたからただ素直に気持ちを公言するだけの状態に。明日の性格暗かったから恋をして明るい桜色になっている姿は幸せそうで悪くないかも…

でも咲の天使によっていいように使いつぶされそうだったところをすんでの所で止めたのは明日の天使ナッセ。
ナッセによって明日が元から咲に恋していたことがバラされ、二人は共闘関係となった。
そんなときヒーローのコスプレをして犯罪解決の手助けをしている神候補の一人メトロポリマンが他の神候補に対して平和的に話し合おうと呼びかけをした。

どう取り繕っても罠にしか思えない呼び出しに明日と咲は一般に野次馬に紛れて指定の場所に出向いたのだった。
明日以外の神候補もこれを罠だと認識し、メトロポリマンもこれが罠だとバレていると知った上での心理戦が今回の見どころだった。与えられた基礎スペックがそもそも高いメトロポリマンの性能差と頭の良さに応用力に対し、罠と分かった上で作戦を考えメトロポリマンに挑んだ他の神候補は敗北。

メトロポリマンの強キャラ臭がより強くなる戦いだった。この物語のおいて人を操るのは赤い矢という固定概念を捨て、お金で人を操って協力させるという手を使ってきたのは痺れたわ!
一応世間的には正義の味方ということになっているメトロポリマンだが、ここで一気に化けの皮を剥し、中継されている中、神候補の一人の女子小学生を命乞いを無視して始末。

かなり生々しいシーンだった。夜神月の最期のようだった。しかも子供だからさらに胸に来る…
こんな処刑シーンを見せたメトロポリマンは世間に疎まれる存在になってしまいそうだが、それすらももうどうでもいいのだろうか。始末した3人の神候補から色々奪って能力もパワーアップしたし。
でもそんあメトロポリマンにプレッシャーを与えにいったナッセはなかなか迫力があった。良くも悪くも純粋な天使だから怖い。

味方だから頼もしいとも言えるけど、直接的に協力できないのがなぁ…
メトロポリマンをどうにかしないといけないと考える明日たちは仲間がいればと考えていた。そんなタイミングで現れたのは怪しいおじさん。自分に赤い矢を刺せと言ってくるが次回に続く。

このおじさんが明日たちを見つけだしたところがちゃんと描写されていたのが、後から読み返しておっとなった。
凶悪性を公に披露したメトロポリマンを倒すために、主人公サイドの行動がとても気になる物語だった。天才系の敵を倒すのにどういう手を使うのか期待する。
個人的な評価★★★★☆
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