松井 優征
集英社 (2015-10-03)
売り上げランキング: 14
暗殺教室 16巻 感想です。
さて今回は1巻ほぼまるごと殺せんせー誕生秘話。
殺せんせーの正体、世界最強の殺し屋、初代死神がどうして触手生物となり、どうしてE組の担任になったのかやっと明かされた!
柳沢の非人道的な実験のモルモットにされることになった初代死神。

しかし研究所で出会った雪村とは人間らしい温かな交流をしていた。

こんな状態からどうしてあんな愛嬌のある性格になり、月が欠け、幸村先生を殺める結末になったのか想像し辛い序盤だった。
それもそのはずで、月を破壊したという事実は宿主生物が寿命を迎えた際に起きる爆発の影響で柳沢の月での実験の弊害によるもの。

初代死神の場合それが3月にやってくるため地球を破壊すると言っていたのだった。雪村を殺したのも死神ではなく死神を止めにやってきたところを対死神のための触手地雷に引っかかったためだった。

殺せんせーは暗殺者ではあったけど、捕まって以降は人体実験されただけで全て無実だったわけだね。
触手と今の見た目やひょうきんな性格への変貌の謎など、読者が待ち望んでいたこの物語の最大の情報が全て明かされ、ファンにとっては神巻だった。同時に物語の結末へのカウントダウンも感じるけど。
そして殺せんせー誕生秘話を知ったE組の一部の生徒たちの間で殺せんせーを暗殺することを躊躇う心が生まれていた…

E組の中で殺せんせーを殺す派と反対派に分かれてしまって次回に続く。今回大きな転換点でもあったし、殺せんせーが最後どうなるのかますます楽しみになってきた。
個人的な評価★★★★★
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