赤松 健
講談社 (2015-09-17)
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Q HOLDER! 8巻 感想です。
地下闘技場で格上相手と戦う刀太だったが、必殺技や決め手がないことが原因で負け続けていた。

そんなときに突如現れたがのが荒地の魔女のような見た目のエヴァンジェリンの師匠でもある
「狭間の魔女」・ダーナだった。
現在のエヴァすらも手玉に取る強キャラで当然不死者。ダーナによる刀太や九郎丸、キリヱ、三太への修行編が始まった。

不死者への修行はなかなか鬼畜でハードなものだった。死亡から復活までのタイムラグを縮めるためにやたらめったら死亡したりと命が軽い。
また、刀太はダーナとは別に時空が歪んだ世界で出会った過去のエヴァンジェリンとも交流をし修行を積んでもらっていた。この世界でのエヴァはまだ十代の乙女で、出会いから別れまで、青春ラブコメみたいで面白かった。エヴァが今ほど達観していないのがいいね。

刀太が魔法が使えない理由も解説されたが、そこからの覚醒による逆転劇は熱い展開だった。
刀太はネギも使っていた闇の魔法とアスナが使っていた魔法無効化能力が変に混じっていたため使えなかったが、それが分離できてしまえば大逆転。いきなり強力な力の持ち主へのチェンジを果たしたのだった。

まだ完全にはものにはしていないが師匠を消し飛ばすくらいの力は見せて、今求められている必殺技への一歩を踏み出していた。

またもや短期間で刀太はここまでのインフレをして、他の三人もどこまで強化されたのか楽しみだ。
修行編なのに次にどうなるのか続きが気になる展開で、さらっと新事実が明かされたりもしたし読みふけってしまう物語だった。
個人的な評価★★★★★
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