FLIPFLOPs
秋田書店 (2015-08-07)
売り上げランキング: 232
ダーウィンズゲーム 7巻 感想です。
有利なルールを敷いてもらった上でランキング1位の雪蘭とバトルするシュカ。それでもランキング1位は伊達ではなくあからさまに強かった。
しかしカナメたちの実力をある程度認めるという形で今回は負けを認めたのだった。そしていつでも裏切ることは可能というこれまた形だけの状態だが、カナメたちのクランに最強戦力が新加入。

一気にインフレしちゃったけど自由には扱えないコマだし、ここぞというときの切り札だね。まぁでも頼もしい限りだ。
そのころカナメに恨みのあるエイスの一同はカナメの無関係な民間人の友達を拉致して指を切断するなどの拷問を加えた上で脅してきた。この友人の境遇がひどく気の毒でエイスの悪逆っぷりが増すわ。このあたりの悪のオーラは少年チャンピオンの作品だなぁと思う。

すぐに救出作戦に取りかかるが、雪蘭とは連絡が取れずさっそくの実戦投入は叶わなかった。
しかしエイスが立てこもる倉庫には警察がやってきていた。一般の警察もいるが、ちゃんとDゲームに関わるあの二人の警察官も。

でもこいつらは少数を切り捨てて多くを救うようなスタンスっぽいから好感は持てないな。何も知らない一般警察を見殺しにしたし、結局は人質を助けようとしなかったし…
まぁ警察組織もここからは積極的にDゲームに関わってくるぞという挨拶みたいなものだろう。読者へのね。
人実の少年はカナメの作戦でDゲームユーザーとなり異能を手に入れていた。しかもパワーのある念動力でかなり強い。

これで助かったと安心したのもつかの間、カナメが合流するころには既にコマ切れにされていた… あそこまで希望のある演出をしておきながら前触れもなく民間人の被害者を出すとは思わんかった…

これにはさすがにキレたカナメは最初殺しはしないと言っていたのに、モブエイスメンバーを射殺。

やっと自分の甘さに気付いたのか覚醒。この覚醒が暗黒進化じゃないことを祈ろう。優しい主人公が急にクールになった場合、極端なまでに冷徹になっちゃうことがあるし。
クランへの新戦力加入や警察の本格参戦開始、良いのか悪いのか主人公の覚醒などここから物語が大きく動きだしそうな展開だった。
個人的な評価★★★★☆
- 関連記事
-
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
