田畠 裕基
集英社 (2015-08-04)
売り上げランキング: 146
ブラッククローバー 2巻 感想です。
今回は魔法が蔓延るファンタジー作品らしく魔宮(ダンジョン)を探検して宝物殿を目指す物語。
黒の暴牛からはアスタにノエル、そして強い者と戦うことに喜びを感じる戦闘狂の「
ラック」が派遣された。ラックはアスタたち新人たちを放置して単独先行する困ったやつだった。
置いて行かれたアスタたちには容赦なくトラップがお出迎えするが、そこを助けてくれたのは金色の夜明けのユノだった。

ここでの友でありライバルでもあるユノの登場は王道だな~
金色の夜明けからも3人が派遣されていて、ユノの他にはノエルの従妹の「
ミモザ」と上から目線メガネの「
クラウス」がいた。

エリートは性格悪いの法則も仕方のないことだ。
大きな枠組みでは味方のはずだが、金色の夜明けの団員たちは協力する気も無く魔法を使って速やかに先に行ってしまった。空中ではトラップが発動しないらしく、空を飛んで移動できるのはいささかチート気味w
アスタたちはトラップをごり押しで突破して泥臭く攻略を開始する中、そのころ一人先行したラックは敵国から派遣された部隊のリーダーとぶつかっていた。

この敵さんは敵ではあるが、人間としてのモラルや常識のある奴だったから今後の物語で再び関わってくることもありそうだ。
宝物殿の扉の前に辿りついた金色の夜明けを待っていたのは敵国の好戦的な魔法使い。回復役のミモザが真っ先にやらるという大失態。鉱石創成魔法を使ってくる敵に貴族のクラウスさんも力負け。

ラックも敵将に追い詰められ総合的に敵国に負けていた…
しかしラックの元にはアスタたちが、クラウスには宝物庫に一人行くはずだったユノが助けに入った。持つべきものは仲間であり、ここから逆転劇が始まった。ラックたちは敵将を撤退させることには成功。
そしてアスタは金色の夜明けに追いつき、押され気味だったユノたちにも助太刀。

最初、行動も戦いもバラバラで敵に押されていたのが最後は皆集まりチーム戦となり逆転していく、友情・努力・勝利がわかりやすく描かれた物語だった。クラウスさんがデレるときも近い!
次回、強力な敵を相手に黒の暴牛と金色の夜明けのタッグを組んでのバトルに期待。
個人的な評価★★★★☆
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