武梨 えり
一迅社 (2015-07-27)
売り上げランキング: 122
かんなぎ 10巻 感想です。
仁が枝を見つけたことにより、ナギは全てを思い出し、これまでのようなコメディな日常が帰ってきた。

ずっとシリアス展開だった上に刊行スパンも長い作品だからこの明るい雰囲気が懐かしい。
しかしナギはかんなぎ様からの縁を切られ、自由の身になってしまった。もうかんなぎ様の端末ではなく、ナギはナギとなった。神様なのか何なのかわからない状態。

また、仁がナギについに会いの告白。そして人間と神様のラブコメが始まった。

この告白により、仁を意識するようになったナギが可愛かった。これまで自由でちょっと痛いヒロインだったのに見る目が変わるわw

でも縁を切られた代償は大きかった…
これまで普通にやってきた穢れを祓う行為も満足にできず、自身の身体が耐えられないほど貧弱になっていた。

それを理解した上で、穢れを祓い続けるナギは悲しい別れが待っていそうで心配。
仁にはこのことを隠しているが、ナギが不安定なことは理解している仁は結界を強めたり、信仰を集めたりできることをしていた。それでも焼け石に水に思えていけない…
それにナギは仁のことを想うのをきっかけに身体から穢れを放出する体質になっていた。これはもう不憫すぎる!

愛せば愛すほど穢れが増えるとかどうすればいいかわからない。そこで頼ったのはざんげちゃん。ざんげちゃんでさえ姉の症状に驚いていたが、なんとかできるんだろうか。物語の完結も近いようだが、プラメモみたいになるんだろうか。
明るい空気になったのも一瞬で、再び大きな問題が露になり不安定極まるナギの今後が心配な巻だった。
個人的な評価★★★★☆
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