セリフはクソニートなのに何故だかカッコいい!!「高機動無職ニーテンベルグ 」 1巻 感想
高機動無職ニーテンベルグ (1) (カドカワコミックス・エース)
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青木 ハヤト
KADOKAWA/角川書店 (2015-04-25)
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高機動無職ニーテンベルグ 1巻 感想です。すごい(ギャグ)ロボット漫画に出会ってしまった。
高校を中退して無職の主人公「不動 遊(17)」はある日、無職の罪で「強制就職(デスマーチ)軍」に捕まり、強制就職をさせられることになってしまった。

強制連行される最中、そこで出会った少女「ネル・ネラレル」とその仲間たち「無職同盟(リガ・ジョブレス)」によって救出され、WM(ワークマン)と呼ばれるロボットに乗り強制就職軍と戦うことになってしまった。

角川だからできるのか、初代ガンダムのオマージュが多く見られ、シリアスな戦場の空気を漂わせながらロボットを通した人間同士の戦いを熱くかっこよく描いているが、セリフはニートの戯言すぎて笑いが止まらなかった。
どうしてこんな真面目そうなシーンでそんなセリフが飛び出してくるのかギャップありまくりwww
無職同盟の新型WM(ワークマン)「ニーテンベルグ」にいきなり搭乗することになった遊は、敵の量産機とこれまたいきなり戦って勝つという王道展開。
働くくらいなら戦うという姿勢を崩さない主人公の頑ななまでの「働いたら負け」思想が面白過ぎた。ほんとクソニートw

こんなニートに負ける社畜さん… やっぱりここぞというシーンのセリフがひどいw

もちろん仮面を付けた敵エースパイロットも登場!お約束だねw

「閃光のワーカー・ホリック」
エースとの初戦闘はもちろん機体の性能差でエースを押す展開に。ちなみに主人公はNEETというニュータイプ的な存在で今の搭乗機はNEETにしか動かせない機体。

働かずに食う飯はうまいよね。よくわかる。おごりとか最高。
ワーカー・ホリックを撤退させることに成功するが、それを皮切りに強制就職軍は遊たち無職同盟に固執するようになっていった。そして二人目のエースパイロットはやたらイノベーションを押し付けてくる、若干意識高い系の社畜w

演出とセリフも大変笑えるが、劇中に登場するロボットの技術もちゃんと設定が練られていてロボット作品としても純粋に面白い。
遊の乗るNEET専用の新型WMを倒すために、強制就職軍も次々と新型を投入してくる展開とか王道で良いのに、クソニートのせいでギャグ漫画になってしまっているw
中立地帯では遊とワーカー・ホリックが偶然対面した。非戦闘地域のやり取りも面白いのにやっぱりセリフはギャグだった。

中立地帯を出ると再び戦闘になった。またもや登場した新型機相手にピンチに追いやられる遊だったが、そんなときニーテンベルグが真の力「モラトリアムエンジン」が始動して大勝利!

熱さやかっこ良さはガンダムUCに勝るとも劣らないのにどうしてこうも残念なんだろうかw
ニートがニートらしいセリフを叫びながら働かないためにロボットで戦う姿がかっこいいし熱いのに、セリフがセリフだから同時に残念な空気も漂ってしまう新しいロボット漫画だった。
せっかくのかっこいい雰囲気を台無しにするセリフの数々に大変笑わせてもらったw
個人的な評価
★★★★★
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