石塚 千尋
講談社 (2015-04-09)
売り上げランキング: 77
ふらいんぐうぃっち 3巻 感想です。
新人魔女のほのぼのライフに癒された。非日常的なのに身近で日常的に感じるw 雰囲気が良い。
魔女が経営していて目に見えない幽霊がウエイトレスをしている喫茶店にやってきた真琴たち。

幽霊が店員をやっているという摩訶不思議なお店なのに、どこか普通だし、ケーキがとても美味しいという所帯じみているところが良かった。
きつねがお客さんとしてやってくるというところも絵本の世界のようなゆるさで顔がほころんだ…

家庭菜園の話でも、マンドラゴラの葉っぱを土に刺しておけばそこから増えるという魔女っぽいのかババ臭いのか判らないこしてたりして面白かった。
作り過ぎた はつか大根を友人におすそ分けするというところでも、野菜の育成が畑じゃなくてプランターというのが庶民的で可愛いし、このドジっ子のような作り過ぎのレベルに笑った。

収穫後新鮮なはつか大根をすぐ食べてその辛さを味わうところとか、アイドルが無人島を開拓しているようなアンバランスさで面白い。

空飛ぶクジラを見に行くという話は魔女っぽいエピソードだった。

でもそこで偶然出会った知り合いを家に招待してはつか大根の漬物を振る舞い、そのままホットケーキパーティで、ふっくら肉厚なホットケーキの作り方講座まで始り庶民的すぎて脱力した。

逆に、最近こんなご近所付き合いも減ってきているから非日常的なんだろうか。

魔女要素も随所に登場しているのに、それを打ち消すレベルの一般庶民生活に大変和まされた!
個人的な評価★★★★★
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