川崎 直孝
KADOKAWA/メディアファクトリー (2015-03-23)
売り上げランキング: 170
ちおちゃんの通学路 2巻 感想です。
ゲスい女子高生たちが、仲がいいのか悪いのか互いが互いを陥れるために利用し利用され合う、打算的なやり取りが低レベルな争いで面白過ぎた!
学内カースト上位に食い込むために友人を利用して捨てた挙句、最後は失敗して元との位置に戻ってきて、煽られるまでの流れがドミノ倒しのように見事で笑えたw

争いは同じレベルの者でしか成立しないんだなと思ったw
興味もないのにカバディをすることになったちおちゃん。無駄に高い身体能力と痛いゲーム脳でカバディ部先輩に華麗に勝利する姿も面白かった。

設定の発想が見事に中二で、中の下の女子高生って雰囲気が出てる。
先輩相手に素人が勝利してカッコいいのになぜだか痛い!

タバコの吸い殻を拾ったちおちゃんたちはそれを使って遊んでいた。
親や学校に見つかったらアウトになりそうなギリギリの写真を取っていたけど、カメラマンの友人の発想がやっぱりゲスで笑った。友人を売って炎上させようとかこいつらの関係がわからんわww

ちおちゃんが100円を友人から巻き上げるために、またもや無駄に高い運動神経を使って100円以上の労働を全力でやるエピソードもゲスさが際立っていて面白かった。
100円のために見せる笑顔や綺麗なセリフも腹黒さが見え隠れしていて、その必死さにドン引きだった。

たかだか100円のために危険なことまでやって、最後に友人に100円を請求する顔がうざいことこの上ない。
中の下のポジションをキープする女子高生たちのゲスな日常コメディに笑いが止まらない巻だった。
この作品は一般向けではないが、知れ渡ればそれなりにヒットしそうだな。
個人的な評価★★★★★
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