佐伯 俊 森崎 友紀
集英社 (2015-03-04)
売り上げランキング: 6
食戟のソーマ 11巻 感想です。
最低な方法でタクミを降して大切な包丁を奪い、創真からも料理人の道を奪おうと画策する美作との対決がいよいよ開始。
審査員は遠月のOB・OGたち。見知った顔もあるが、新キャラの
木久知園果は乳袋で標準装備でナイスおっぱいキャラ。

美作は法に触る方法を使ってでも対戦相手のを徹底的に調べ上げ、性格や作る料理を分析し、相手とまったく同じ料理を作った上でワンポイント工夫を凝らしてその差で勝つというスタイル。
今回は創真がトレースされる対策としてアドリブで作ると読んだ上での燻製に時間がかかるベーコンを追加で使用。

美作のストーカースキルが気持ち悪く冴えわたる戦いで、創真がこうしたら美作がこうしてくるといういたちごっこの駆け引きが面白かった。
そして一歩しか踏み込んでこない美作に対し、創真が出した答えは調理中もずっとさらに良いものを考えることで美作以上に工夫するという皮肉の効いた、美作にとってはブーメランであるアイデアで爽快な勝利だった!

さすが発想力に秀でた主人公だけあって、追い詰められた状況での戦いに強い。
勝利後、美作から取りかえした包丁コレクションを元の持ち主に返却し、創真が一般生徒から感謝されるシーンは印象的だった。

嫌われること確実なほど煽りまくって遠月にやってきたのに、風向きの変化を感じるシーンだった。
後半は葉山VS黒木場リョウ
この二人は、それぞれ自分の実力に絶対の自信を持っていて、互いに喧嘩腰で挑発しまくるから怖い怖いw
たまに料理している最中だと忘れそうになるくらいw


審査員も鷲づかみにされていて、これがおいしさの表現だなんて初見じゃわからん。

創真と美作のトリッキーな対決に対して、葉山と黒木場は近接格闘のようなパワーとパワーのぶつかり合いの力強い対決。前者の戦いとは心なしか絵の迫力も違う気がする。
そしてこの対決は引き分けに終わり、決勝は創真を含め三つ巴の対決になってしまった。
強面の二人に紛れて飄々とした創真がいるのが面白いw
個人的な評価★★★★★
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美作は料理以前に創真の考えを読めなかった時点で負けですな。