松 智洋
集英社 (2014-11-21)
売り上げランキング: 952
はてな☆イリュージョン 1巻 感想です。
迷い猫オーバーランのコミカライズでタッグを組んだ矢吹神がイラストを担当という鉄壁の布陣。物語の雰囲気も迷い猫オーバーランとToLOVEるを足して2で割ったような感じで読みやすくわかりやすいw
奇術師に憧れる主人公の「
不知火真」は中学進学をきっかけに、父の友人で超一流の奇術師である「
星里衛」の家に居候させてもらいながら弟子入りをすることになった。
星里家には真の幼なじみで長女の「
果菜(かな)」、通称「
はてな」と、次女の「
夢未(ゆめみ)」、その他メイドや執事も住んでいた。
幼少時以来の再会に果菜は抱きついて喜ぶが、果菜は真のことをずっと女の子だと思い込んでいて中学生になって再会して初めて男だと知り、一度は承諾した真の居候を嫌がるのだったw
果菜は極度のドジっ子ヒロインで、わかりやすいツンデレキャラだった。妹の夢未は真に懐き姉をやきもきさせたり、日常ラブコメディパートはニヤニヤしながら楽しめた。
矢吹先生がイラストを担当しているだけあって、ラッキースケベやお風呂シーンは期待していいw


物語世界には「
アーティファクト」と呼ばれる不思議な力を持った道具が存在していて、それが作れるのは果菜たちの母である「
メイヴ」だけだった。
アーティファクトはいくらでも悪用して私服を肥やすことができ、悪い人が持てば無関係な人を不幸にさせるものだった。だからメイヴは怪盗として世界中に散らばっているアーティファクトを回収する仕事を裏でしていたのだった。
果菜のマフラーも万能になんでもこなす護身用のアーティファクトで、母の怪盗の仕事を手伝いたいという夢を持っていた。
1巻は衛とメイヴ不在時に盗まれたアーティファクト製造に必要な紋章を、星里家のそういった秘密を知った真とはてなが協力して取りかえす物語。
真に対するはてなの感情や真の葛藤など必要最低限のシリアスパートはあるが、アニメなら基本見せる作品だった。戦闘中のパンチラシーンが頭に浮かぶようだ。
1巻は設定紹介程度の物語だったが、最後にやっとデレた果菜と真の日常パートと、二人の新米怪盗の仕事っぷりに今後も期待しよう。いつかアニメ化しそう。
個人的な評価★★★★☆
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