川崎 直孝
KADOKAWA/メディアファクトリー (2014-09-23)
ネトゲのFPSに熱中して徹夜して翌日の学校に響いてしまうほどの廃人一歩手前の女子高生「
三谷裳ちお」は毎朝面白可笑しい壮絶な登校をしていたw
毎朝繰り返される学校への登校だけを描いた作品だった。
ちおの登校が毎日普通じゃなくて、アクシデントに見舞われたり、自分で突っ込んで行ったり、しかもゲーム脳だからゲームのキャラの真似をしたりしていてとても痛い子だから面白かったww

目立つのが嫌なわりに、遅刻回避のためゲームのキャラを真似て壁を登ったり、この子残念な感性だわ~ しかも中二病だし。
それに加えちおは非リア充。
登校中出会ったクラスのイケてる子から挨拶されても、それが自分への挨拶なのか、後ろの誰かへの挨拶なのか悩むところとか、同じく非リア充からしてみれば悲しいあるなるネタだw

これを回避するためにわざと道化を演じてさりげなく、後ろを確認したりほんと悲しいww

絡んできた暴走族を偶然やっつけてしまったが、態勢を立て直した暴走族に虚勢だけで丸く収めてしまったスキルはすごかった。
嘘は言ってない。でも全部ゲームの中での話で笑えたww
ネトゲ中毒でクラスでも目立たないちおの自分語りを、消炎の香り漂う裏の世界の話だと思っている暴走族との勘違いコントが面白すぎる!!

「若くしておしめをする廃人」の意味がネトゲ好きのちおと、そのままの意味しか知らない暴走族とでは違うんだよねw
ちおがこんな子なら友人も同じような性格だった。ゴシップネタ大好きで初々しいカップルを憎み、気弱そうなカップルは関係を邪魔し、勝てないカップルには何もしないゲスなやつだった。
カップルが二人して人気のない裏道に入ったところを尾行する際に、ちおが自分も動く理由を友人のせいにして保険をかけるゲスさはいいね!この性格の悪さがほんと面白いわ。

もちろん若くして女子力も失っているw
尿意を催しどこでもできる野良ネコを羨ましがったり、緊急時とは言え男子トイレに駆け込んだり、おっさんかと思ったわ。
男子トイレの方が近かったからと言ってるけど、何歩の差だよw
男子トイレですっきりしたのはいいが、今度は脱出が問題に。
ここでも当たり前にゲーム脳と中二病が全開で、輪をかけて痛い女子高生だった。

男子トイレで何やってんだよこの女子高生w
ただ登校するだけなのにドラマが尽きない色んな意味で極限状態なちおちゃんの痛さかが面白い作品だった。
個人的な評価★★★★★
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