農業に起業という要素が加わってきた。しかもこの作者の描く作品だからリアル。
今回は勇吾の起業のビジョンが少しずつ具体的になっていき、実際に会社としてお金を儲けるために事業も開始した。
牛や豚を放牧することで付加価値のある肉にして売るというのはいいが、必要な免許や資格の取得、売るための場所の交渉、各種役所への届け出、動物を扱うから疫病対策などなど、起業ってここまでめんどくさいものなのかと、まだ高校生なのに勇吾のやる気に感服した。チャレンジ精神を学べる作品だ。
まだまだ知り合いの善意に頼っている部分はあるが、勇吾と仲間達がしっかりしていて眩しいわ。
社長は器用に何でも万能にこなす大川。
今回大川は起業に向けて本当によく働いてくれた。だから彼がなぜ就職できないのか謎だった。大川はかなり優秀な人間だ。一流企業で管理職をやっていてもおかしくないと思うw
勇吾だけでなく、吉野はチーズ作りのために海外留学したり、駒場も自分の夢のために再び動き出していた。みんなそれぞれの目標に向かって動き出していた。
次回予告で、「エゾノーで過ごした三年間は…」みたいに書かれているが次回そんなに進むだろうかね。
事業を開始した勇吾の行く末が楽しみな巻だった。
個人的な評価★★★★★
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