高橋弥七郎
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-08-09)
売り上げランキング: 270
大人気のまま無事完結したラノベ「灼眼のシャナ」の作者とイラストレイターが再結成した新作「カナエの星」
主人公は最近流行りのやれやれ系ではなく、元気はつらつで、何をしでかすかわからない無鉄砲さを持つ少年「
直会カナエ」。
カナエは旧校舎に突如現れた不思議な扉から別の星に飛ばされそこで「
星平線のそよぎ」という少しお調子者な少女に会い、世界を救う「
半開きの目」というものに選ばれたのだった。
一方、カナエが妹のように大切にしている少女「
一条摩芙」は世界を破滅させる「
半閉じの目」の力を使う「
ハインの手先」に選らばれ、カナエだけはハインの手先の正体を知らないまま戦いが始まったのだった。
摩芙が世界を滅ぼすようなことをしているのは何かしら理由がありそうだった。
そんな感じでシャナ同様導入時に専門用語が少し出てくるが、物語の傾向は似ていると感じた。ハインの手先が使役する
死像というロボットみたなのが旧校舎を壊しても一般人は気にも留めないとかそういうところとか。
1巻でもごろごろ設定が出てきたから今後も設定は増えてくるのかな。だからシャナが好きな人なら楽しめるんじゃないかと思う。
王道バトルと運命的な相関図、練られた設定を楽しむ作品だろう。
何人か登場するヒロインは女子女子してて可愛い。それぞれ個性があって、特に摩芙は守ってあげたくなる系の可愛さがあった。主人公の気持ちがよくわかるw
バトル描写は主人公の能力の汎用性が非常に高くて、今後色々面白いバトルがあるのでは期待している。1巻では主人公がまだ能力をうまく扱えきれていないから必殺技とか応用技とか修行回とか今後出てくるのかな。
1巻として世界感やキャラクターの紹介など含め綺麗にまとまっており、続巻も気になる内容だった。
個人的な評価★★★★☆
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