今回は現役最強の魔法少女ミカちゃんの物語から。
これまでたまに登場していたけど、ちゃんとミカちゃんにスポットが当たるのは今回が初めて。
魔法少女ものの深夜アニメのクライマックスの良いシーンをうまいこと切り取ったような展開で、感動的なものがあったw

ラストバトルを経てヒーローとしての力を失ったミカちゃんはユリやミユキたちと同様に普通の高校生になった。だが、最強のヒーローを失った人類にとっては大損害だな。
榊に戦いを挑み続けるヒーロー「
フレイムベイン」の物語は今回のメインエピソードだろう。
突如手に入れた強大な力を闇雲に使うことしか知らなかったフレイムベインにヒーローとしての道を導いた軍人の
レイ。

レイは正義感の強い人物で軍の闇に気付いてしまいそれを公表しようとしたところ、榊に暗殺されてしまった… その現場をフレイムベインは目撃。

こうして因縁ができてフレイムベインはユリたちが知らないところで一人黒幕に戦いを挑み続けていたのだった。
この作品のこういうヒーローの王道展開は安定の面白さだね。不器用なまっすぐさがカッコいい。榊に勝てなかったということで彼もユリたちに合流するんだろうな。
そのユリたちは総隊長が残したアイカメラの映像より黒幕が榊だとついに突き止めた。だが榊も総隊長代理の地位を得てもはや黒幕であることを隠そうとする気がないようだった…
榊がこの物語におけるラスボスなのか章におけるラスボスなのかわからないが、クライマックスには近づいている感じはする。
ウルトラマン的な巨大ヒーローの「
アルトゥロマン」は野生の怪獣との生存争いについて説いていた。怪獣は敵だが悪ではないという興味深いテーマだった。
子供向けの特撮ヒーローって勧善懲悪の物語が多いけど、初期の平成ライダーとかは決してそうじゃないもんな。龍騎とか。
そしてアルトゥロマンの前に現れた怪獣はそういった生存権を掛けた悪ではない敵ではなく、榊の息のかかった悪い敵であった。だから勝てないというアルトゥロマンの前に戦隊物のヒーローがロボットで援軍にやってくるというのは盛り上がりまくりの展開だった!夢のコラボだw

しかもちゃんと六人で合体しているし。設定を回収してるなぁw
榊という敵の存在が明らかになり、その榊に纏わる因縁も描かれ、非常に盛り上がる巻だった。大筋では王道だけど局所的に見ると邪道なところが面白い!
それと日常パートに仲間入りしたミカちゃんの素顔を含め、百合シーンも盛りだくさんw おまけでは隊長もそうだったしw

ヒーロー漫画であると同時に百合漫画でもあった。
個人的な評価★★★★☆
- 関連記事
-
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
