物語前半は友達という関係性の話で、なぜか将也の友達になりたがっていたクラスメイトの「
真柴智」や智に下心ありげに将也に近づいてきた「
川井さん」、植野やいつものメンバーに結絃も加え皆で遊園地に行くことになった。
将也から遊園地のお誘いのメールが来て足をバタバタさせる硝子が可愛過ぎてニヤニヤしてしまうw
将也は遊園地で楽しいと感じ友達というものを理解しかけるが、そこで植野の策略によりかつての悪友島田と再会したのだった… 植野は関係修復を狙ったようだが失敗。

植野と佐原は打ち解けることができたのに何が違うんだろうかね。お互いが拒絶し合っているし、将也は全ての過去と向き合わず完全に切り捨てている所があるのも原因かもな。
植野は硝子とも関係修復するために二人っきりで観覧車に乗るが対話は失敗。
植野は硝子のことが嫌いだとはっきり言った上で色々語ったいたけど、一方的で理不尽な理由に感じる。硝子はここまで言われたのに出てきた言葉はあくまで「自分が嫌い」とという自分を悪役にする言葉。
物語シリーズの千石撫子と同じようなものなのかもね。前髪で目元を隠して心にもない謝罪をして担任教師の話を聞きながすような感じで。

硝子は自分が嫌いと言っているから本音で謝罪しているのかもしれないが、そんな感じで植野は硝子に対等さを感じなかったわけだね。腹を割って話すことが叶わずに。将也と島田も同じく腹を割って話すというパートがないから修復できないのかな。
後半は西宮家の家族の話。
結絃が唯一理解者だと思っているばーちゃんが亡くなり、西宮母の胸の内も明かされた。この母も不器用な人だったんだね…

結絃は母を嫌っているが、母は決して冷徹な人間ではなく愛を持っていたし、子供たちの前では決して涙を流さない強さも持っていた。これが結絃にはまだ理解できていないのは不幸なことだ。
硝子たちの父親はクズすぎて胸糞悪かった。硝子が障害を持って生まれたのは母が悪いとか前世がどうのとかわけのわからない悪口を言った挙句、離婚を迫ったのだった。

この理不尽さに涙する母だったが、ばあちゃんに励まされここまで強く娘二人を育ててきたかと思うと感動するわ。こういうバックグラウンドがあったからこそ、娘をいじめた将也に対して断固たる意思を見せたのだろう。

西宮母の見方が変わってくるエピソードだった。ばーちゃんも心のふるさとのような温かい人物でこんなにも唐突に亡くなってしまうのは非常に残念だった。泣けるわ…
次回は映画撮影の物語。交友関係に発展はあるんだろうか。期待しよう。
個人的な評価★★★★★
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