今週のジャンプは久しぶりに荒木先生の描き下ろしで岸辺露伴の短編が掲載されていた。
今回は読切限定の新キャラは登場せずイタリアンレストランを経営するトニオにスポットが当たる物語だった。サブキャラ中のサブキャラだけど設定が掘り下げられてうれしい。
露伴がトニオのレストランで食事を取り疲れ目がスッキリしているところから物語は始まる。トニオの料理の協力は食戟のソーマでもお馴染み森崎友紀さん。
料理に満足した露伴はトニオから友人として杜王町の「ヒョウガラ列岸」という場所で取れる貴重で特別なクロアワビを取るのに協力して欲しいと頼まれたのだった。
だがそれはもちろん密漁で立派な犯罪。Twitterで自慢したら大炎上間違いなしの所業だ。
露伴はようするに犯罪であるという正論をくどくどと述べトニオに文句をつけたが、トニオは『「密漁」をします』とはっきりと断言すると「だから気に入った」と「だが断る」のシチュエーションにも似たような露伴らしい返事をしたのだったw

露伴こういうところが好きだぜ。
この海岸はアワビの密漁対策に監視カメラなど厳重な警備をしているが、年に1回月の引力などの影響でアワビが岩から剥がれ泳ぎ出す密漁の大チャンスがあるそうだ。
露伴とトニオはその機会に海に出かけたのだった。
トニオの海での出で立ちがマリンスーツにコック帽という違和感ありまくりの格好で面白かった。承太郎の帽子みたいなもんなんだろうw
トニオが日本に来てまでレストランを開き、密漁までしてアワビを取るのは「パール・ジャム」でも健康にできない恋人の頭の中のグレープフルーツ大の腫瘍を治すためだった。

彼女はもう立って歩くこともできないくらい具合が悪いらしく、トニオも必至のようだった。
パールジャムは食材の質でも効果が変わってくるということなんだね。
年に一度の密漁日よりはアワビがうじゃうじゃ泳いでいた。
歓喜乱舞する二人だったがそこは東方家の私有地だった。だから漁師も東方家の命令でアワビを売ってくれなかったらしい。

ちょっと待て。トニオが仗助に事情を話して頼めば売ってくれるだろう。密漁までしなくてもただの店主と客の関係じゃないわけだし。東方家がノーと言っても仗助なら家に背いて協力してくれてもおかしくない。
何か他に事情でもあったのだろうか。
密漁をしていて露伴が気が付くとトニオの姿が消えていて、海に潜るとトニオは溺れて沈んでいた。
原因は海を浮遊する1匹2kg程度の重さのあるアワビがトニオという障害物にぶつかって引っ付き、その重さに耐えきれなかったためだった。
露伴は助けようとするが、海を及ぶアワビは露伴にも引っ付き始めミイラ取りがミイラになりそうな展開になってしまった。まさかスタンドでも何でもない自然現象に襲われるとは、四部らしい日常の中の奇妙な冒険だな。

アワビの重さで沈みゆく露伴が見たのものは密漁の先駆者たちの白骨だった…

この年一回の密漁日よりの伝説はこうやって密漁者を殺すための罠であった… トニオが調べた文献からして罠。
外国人だし苦労して調べたんだろうが悲劇的だ…
しかし露伴は諦めず、『ヘブンズ・ドア』を発動。こんな状況でどう使うのかと思えばなんとアワビの天敵であるタコを本にして今すぐにアワビを攻撃しろと命令したのだったwww
仗助以上に漫画の善し悪しがわからない相手にも通じるのか。タコにさえ。まぁ今なら生原稿見せる必要ないから仗助にも通じるんだろうな。

タコの活躍により二人は無事アワビを密漁して生還。露伴にはお礼にタコ料理が振る舞われていたw
そしてトニオの恋人は立ちあがってトニオと一緒にいたことから、特別なクロアワビ+パール・ジャムの効果で健康になったのだろう。

めでたしめでたし。
今回も面白かった。スタンドなど超常現象が相手ではなく自然現象が相手でw
このシリーズもエピソード6になり話数のストックも溜まったことからコミックスが11月19日に発売するそうだ。これまた嬉しいお知らせ。
あと詳細は不明だけど、「ジョジョニウム」というおそらくジョジョの「完全版」のコミックスが発売されるそうだ。
全巻イラスト描き下ろしでカラーも完全再現。コミックス全巻持ってるけど欲しい。これが12月4日より刊行スタート。
ジョジョリオンも今月発売。年末までジョジョ関連が熱いな。
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スゲーっす!流石っす!荒木先生マンセー!!!
コックさんも久し振りで・・・恋人居たのかwwww
しかも相手が自然とかw
スタンドじゃねえええええwwwwwww
んで、あのタコ食ったのねw