地元の史跡に来ていた高校生男女七人は、そこで歴史上の人物である「
アグニア」により「王」「貴族」「平民」の身分制度がある王国を模したゲームに強制参加させられてしまった…

このゲームは「王」「貴族」「平民」の身分が毎日午前0時にシャッフルされ決定し、王は貴族と平民に、貴族は平民に絶対順守の命令を出すことができる。平民は3人以上集まると革命をすることができ、また、領土が一定以上になった王国は「王の手」という奇跡が付与されるというものだった。
それぞれがどの身分なのかは腕の模様に表示され確認することができる。

これだけの情報じゃあ半信半疑かつ説明不足で意味不明だった主人公の「
鹿取和樹」とヒロインの「
篠塚なつみ」はそれぞれ貴族と平民という身分だったため、合意の下で和樹が試しになつみが絶対に嫌がるであろう「スカートめっくて!」という命令を下してみると、本人の意志に反して身体が勝手に動き出し自らのスカートをめくってみせたのだった…

そしてお察しの通り他の5人のうち王と他の貴族はこの絶対順守の命令権を悪用していた。
特に、いじめっ子のDQNの「
小畑大祐」は貴族という身分を利用してヒロインの「
長島逢」のパンツを脱がせオ○ニーさせようとするクズ野郎だった。

もちろん今回はお試しの合意の下ではなく、泣いて嫌がる逢を強制的に脱がせていたから下種な所業他ならない。まるで鬼畜系エロゲのような描写だった…
さらに普段から大祐にいじめられていた「
桑田俊太郎」は王という身分で大祐に自ら首を絞めろと拷問じみた命令を下し、明日は我が身にもかかわらず人として大切なリミッターが外れる怖いゲームだった。

ゲーム開始1日目からこんなエグイ展開だから今後の話がもっと進んだときの展開が今から楽しみになる。
強制オ○二ーはまだ序の口で、和樹のことが好きなヤンデレヒロインの「
槙原紗香」は二日目に女王様になると、主人公に自分とセクロスすることを強要したのだった。

しかも明日は我が身となることがわかっているから王の力を使って他のメンバーを殺すことをあっさり決意するからさらに怖い。

頭のいい和樹が機転によりこの場に来るなと頼んでおいたなつみも、電話で来ないと他の仲間を痛みを味あわせながら殺すと脅し、また、素直に来ても優しく殺すとえげつない究極の選択を迫ったのだった…
こいつの脳内ボイスは完全に未来日記の由乃だわ…
助っ人も命令により身動きを封じられ完全に詰んでいるかのように思える惨状だが、そこにやってきたのはなつみ、大祐、「
川井涼風」の平民トリオで、ここでルールに示されていた革命宣言を行った!
すると紗香の腕から「女王」の模様が消え、王の力は消失。絶望的な状態から一発逆転! 王より立場が弱くても機転で勝つ和樹の頭脳プレイが面白い。今後対決シーンが増えても期待できるだろうw
そして革命に成功すると、空中に現れた「革命」の文字は紗香の首の周りに纏わり付き頭と身体を分割したのだった…

完全無敵に思えた王様に抑止力があるのはいいけどここまでなんて… ティロ・フィナーレじゃん。後味悪いぞw
紗香は肉体も消滅し、骨と制服だけになってしまった。中途半端に骨だけ残るってのもおぞましい。
紗香の死を受け入れ、残った六人はこれからどうするか話し合った。
そこで涼風の行方不明の兄の日記より、兄もこのゲームに巻き込まれていたことが発覚しその関係から逢の家の近所に住む山岡さんがこのゲームについて何か知っているのではと実際に会ってみることになった。
そのころ山岡家では、同じ王国のメンバーと思われる男女が山岡さんにより銃殺されてしまっているような雰囲気だった… なんてこったい…

毎日立場が天と地ほど変わる単純に権利を乱用していたら逆襲が怖いデスゲーム、それに加え鬼畜エロ描写もあり序盤から重厚感のある内容だった。次回は山岡さんの所属する王国の話みたいだけど、これも予告を見る限り主人公たちが辿った道とそう違いない展開のようだ。2巻も期待せざるを得ないね。
個人的な評価★★★★★
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エロ成分多めでいいですね逃れられないデスゲームに7人のそれぞれの思いを抱えた王国ゲームがどうなるのか? 先が気になって注目している作品です。
それと槙原紗香の容姿はソードアート・オンラインのアスナによく似ていますね。アグニアも未来日記の春日野椿にそっくりな感じがしました。