シオミヤ イルカ
講談社 (2013-04-23)
「人類最強」に追い詰められるも土壇場で幻術による偽物だと見破り、形勢逆転からの本領発揮のシーンの殺人鬼零崎双識が怖くてゾクゾクした。

これで家族愛を語るからなおさら歪で怖いw
偽人類最強を倒したが、休む間もなく早蕨刃渡との連戦で、しかも古典的な双子の入れ替わりトリックにはまり致命傷を負ってしまった。
絶命までそう時間もないのに、残された家族を信じて小細工で買った刃渡をビビらせるほどのプレッシャーを与えていて、まだ何か手が残っているのかと思ってしまった。ほんと頼りになるお兄ちゃんだな!

そしていよいよというときも安らかな顔で家族のことを考え、殺人鬼でなければと悔やまれるくらいの見た目だけ善人だった。

薙真は伊織に逃げられ、殺し屋稼業を辞めようかみたいなことを考えていると、背後に妹の敵の零崎人識が迫っていた。
薙真は直前までそんなことを考えていたのに、感情には逆らえず武器を取って挑み、駒切れにされてしまった…

殺された薙真は人識に誰かもわかってもらえず雑魚キャラ扱いされ、残酷だった…
零崎はブレなく怖いな…
伊織は片手を失っても双識を助けに現れ、さらにそこで残りの手も失ってしまった。
それでも平常心を保っているから、もう普通の女の子ではなくなっているねw
伊織は双識を助ける役には立たず兄妹は二人して死を待つだけになってしまったが、二人仲良くしている空間には異常性を感る。

零崎兄妹のラブラブ空間は美しい家族愛なのか歪んだ家族愛なのかわからない歪さがあった。引くわw
でも最後に現れた零崎人識。こいつの活躍で刃渡はあっけなく敗北し二人は助かるのかな。
次回5巻は最終回だそうだ。楽しみだなあ。
個人的な評価★★★★★
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