機械や魚、鳥、動物あらゆるものと吸収融合できてしまう穴が手の平に明いてしまう病気「
バイオ・バグ」。そんな病気が世界に広まり、人々はこの病気とうまく付き合いながら生活しているという世界感の物語だった。
主人公の
藤井はこのバイオ・バグの穴が明いて何と融合しようかと悩んでいた。
藤井の友人の
極子はバイクと融合したバイク人間。仮面ライダーアクセルみたいだった。

自分より存在感が上なものと融合したり、バイオ・バグと上手な付き合い方ができないと暴走状態になったり、人間形態に戻れなくなったりして危険なものでもあった。

藤井が激しく片想いしている
榎本芙三歩は詳細な能力は不明だったが、「菌糸」と融合しているようで相当強いようだった。
バイオ・バグになった人は講習を受けて融合解除できる薬を2回分だけ貰えた。ちょくちょく話題に出てきて重要アイテムっぽい薬は今後の展開に関わってくるのだろうか。

そしてもう一つの重要っぽい設定、バイオーグ・ハンター。藤井の悪友の
穂坂が実はこのバイオーグハンターのメンバーでバイオ・バグ患者を狩っていた。

それでも穂坂の目的はあくまで芙三歩を守ることで、そのための力っぽい感じだった。
藤井もバイオ・バグの力を芙三歩を守るために使いたいと考えていて、二人の目的は同じだった。

穂坂じゃないけど、このバイオーグ・ハンターさんはマジ鬼畜だった…
バイオ・バグのせいで家庭崩壊した少女が和解するという感動エピソードがあったのに、その直後父親と娘共に抹殺してしまった…

先に父親を殺され、涙ながらにバイオ・バグの力でハンターに挑むも細切れにされてしまい、心痛むあまりにも惨い描写だった…

この物語における敵がこのハンターなのかな。
この少女は見てはいけないものを見てしまったがために始末されたが、藤井も同様に見てはいけないものを見てしまっていて、穂坂にその抹殺命令が下っていた。
この命令を受けた穂坂は友人との日常を回想し、命令してきた先輩社員を裏切るという形で戦いを挑んだのだった。冷徹そうな一面をちらちら見せていたのに最後には友情を取ってくれてよかったw
でも力は先輩が上で藤井の目の前で敗北。瀕死の重傷を負っていた。
死に際の友を前にして藤井が選んだ融合対象は穂坂であった!

バイオ・バグの持ち主を狩るハンターの力を入れたバイオ・バグの持ち主というチート臭い設定になった藤井少年、というところで1巻終了。
こんな感じで1巻は設定紹介だったけど、大人向け王道バトル少年漫画って雰囲気で、これから面白くなりそうな展開だった。
最初の導入がやや唐突だったのと、最後のハンターくらいは見せしめで無双して欲しかったのはあるが、これから物語がどう転がるのか気になる物語だった。
個人的な評価★★★★☆
- 関連記事
-
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
