Max Factory (2013-03-31)
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冒頭でついに触れられた善吉の父についての説明。瞳先生は『異常(アブノーマル)』だったのに対し、父親は凡庸だったため、逃げ出したそうだ。この説明を読む限りもう今後の物語には関わってきそうになさそうだ。
善吉も父と同じく凡庸な人間だけど、自分は凡庸を誰かの非凡のせいにはせず、非凡な奴らから、凡庸な自分から逃げないと誓っていた。現実逃避しないという主人公のような覚悟でいいじゃないか。凡人だけど英雄・言彦に挑むという覚悟なんだろうねw 凡人『だからこそ』英雄言彦に勝てるはずだし。
そして生煮・かけがえ・常套の解説の元始まった善吉と不知火言彦のバトルはいい勝負になっていた。不知火の気持ちがわかる善吉は言彦の攻撃を避けることができていた。バーミーやかけがえのあれを善吉も使っているのだろう。
言彦は言彦でめだかやかけがえのような非凡人ならともかく、凡人である善吉に苦戦させられていることにいら立っていた。魔王が村人Cくらいに倒されるようなシチュエーションだもんなw
さらに言彦は善吉の後に安心院を含めた箱庭学園の生徒たちの姿を見ていた。主人公らしく皆の気持ちを背負っているね。安心院さんは命を捨ててまでこれを守りたかったそうだ。

桃園に封印されたときも不発に終わりはしたが善吉を助けようとしていたし、あれはきっと今回のこれに繋がっているのだろう。死んでもなお存在感を出す安心院さん蕩れ。
言彦は善吉の攻撃を跳ねかえすのではなく避けていた。逆説的に通じる攻撃が直感的にわかるそうだ。凡人だからこそ通じる攻撃だね。
言彦は腐っても英雄なためスタイルにも慣れてきていて、一方で善吉の付け焼刃のスタイルは時間経過とともに生煮からの振動が治まってきてじり貧になりつつあった。
そこで善吉はわざと言彦の攻撃を受け右腕を切断する怪我を負って、言彦の虚を突いた。二度と元には戻らない言彦による攻撃をわざと受けた受けることは普通しない『だからこそ』、とんでもない格差のある逆説的なダメージを狙ったようだった。
ところが言彦は不知火の身体の支配権を一瞬不知火に帰ることで、善吉の攻撃を防いだのだった。腐った英雄言彦、人質とはひどい手だ…

これで善吉も終わりかと思ったら、言彦の攻撃の手が止まった。これが善吉の狙いで、一瞬だけ支配権を返したなら、その一種の隙を狙い澄ますのが不知火半袖だとわかり合ったそうだ。善吉と不知火のこのわかり合いにはちょっと感動した。生煮が善吉を選んだのは間違いではなかったんだね…
身体の支配権をたぶん若干だけど取り戻した不知火は言彦化している手をくるりと自分に向けた。言彦が破壊したものは二度と修復されないなら、それで自分破壊すればどうなるか?という禁書目録シリーズのような勝ち方だなw 善吉の声が上条さんボイスで再生されたw

言彦は自分がどれだけ希少かと偉そうに必至で説明するがその手は止まらず、めだかちゃんも再び振動したのか善吉を応援していた。
そうして言彦自らの手で破壊されて完全に消え去ってしまったようだった。闇マリクが身体の支配権を表の人格に取り戻された挙句、サレンダーでによってラーの翼神竜ごと消えたみたいだった。

言彦との決着はたった1週でついてしまったけど、スピーディだだったし倒され方も単純に善吉に倒されるのではなくこんな搦め手倒されて良い結末だった。言彦の性質を使って言彦を倒すとは思っていなかったし、今週の話は最近では上位で面白かった。
たけどまだこの物語はここで終わりではなく、言彦に半分にされ死亡したはずの梟博士の舌にたぶん「遺」という文字が浮かび上がっていた。

梟博士はまだ隠し玉があるのかね。重傷+死者多数のままこの章を終わらすわけにもいかないだろうから、その辺りの後始末だろうか。
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間違ってたらすいません。