いよいよ最終巻。表紙が黒いのもなんか雰囲気が出てると思う。
今回は、いつものような時事ネタや風刺ネタが豊富なわけではなく、物語をまとめに入っているという感じだった。
でもいつもの絶望先生らしさもちゃんとあって、見納めだけど共同幻想で北で新しく就任したあの人を皮肉ったり、2次元と死後結婚するという話でマミさんが登場したりしたのは面白かった。

あとは絶望先生の設定の全暴露だった。
これまで登場していた影武者の正体が
糸色縁だったり、絶望先生のクラスの生徒は全員の自殺未遂者で、成仏していない霊の寄りしろだったりした。


一番の謎であった可符香の正体はクラスのみんなの変装で、一人の身体でたくさんの人格を持つ多重人格とは逆のたくさんの身体で一つの人格を持っている状態だった。
クラスメイトは全員可符香から何かしらの臓器移植を受けていて、こんな感じになっていた。しかも絶望先生に関わって事故死していたのだった…
さらに絶望先生の目的は霊を成仏させることで、男子生徒たちは失敗した時のバックアップだった。
なんでこんな憂鬱で病んでるエンドなんだよ!!これまで通り絶望先生らしくオチらしいオチもない楽しい終わり方で良かったのに。
それでも最後は絶望先生が香符香の臓器を持つ少女たち全員と結婚をして、曲がりなりにもハッピーエンドかなと思ったけど、さらに読めば、臓物島という島が出て来て、ホラーの域に達するほと怖い終わり方をした。
絶望先生は最後は死んだということ?そしてクラスメイトたちは怪我をした難民などに自分たちの血を与え望にしているのか?それとも普通にクラスメイトたちは望の子供を産んで、あんな生活をしているのか?
どちらにしろろくな終わり方じゃないな。作者はこの終わり方を最初から考えていたらしいけど、何をどう考えてこんな鬱エンドを選んだのだろう。
何かの媒体で発表して欲しい。
個人的な評価★★★★☆
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なんであんな怖すぎるラストが書き足されたんでしょうね。
さすがにあれはシュールギャグで流せないというか、何も題名が『絶望先生』だからって、無理に絶望的な終わり方にしなくても、と思いましたね。