原案:Magica Quartet 漫画:ムラ黒江
芳文社 (2011-06-13)
この2巻でおりこ☆マギカは完結だけど、終始暗い雰囲気で物語が進み、最悪のバッドエンド迎えた。アニメの最終回以外は全てバッドエンドということは良く考えればわかることだけど、こういうバッドエンドもあるのかと暗い気持ちになった…
冒頭はマミさんとキリカの戦いの続きだったが、相性の悪いマミさんは押されていた。それにキリカの魔法は敵の動きや攻撃を遅くするというもので、マミさんから見たらキリカはすごく早く動いていて攻撃が当たらなかった。
だがマミさんはキリカの魔法を逆手にとって反撃に成功し勝利し、キリカは織莉子とともに撤退した。ここでマミさんが死ななかったことが数少ない希望でもあるのかな…
その後まどかたちの学校は織莉子とキリカに占拠されてしまった。QBも織莉子の暴走に処分すると無表情に怒りを現わしているようだった。
そして学校にはなぜか魔女の結界が現れ、まどかたちの担任の先生は魔女の手下に食べられ骨だけになってしまった…

担任の先生はアニメでは男の話をして暗い雰囲気のこの作品の清涼剤的役割をしていたのに、あまりにも残酷な仕打ちだと思う。
クラスメイトも手下に襲われるが、まどかだけはほむらが守っていた。しかしまどかは自分だけを守るほむらに対して、友達であるさやかや仁美を助けないのはひどいやら、みんなを見捨てるくらいなら助からない方がいいやら、ひどいことを言った…
アニメ10話で決意したほむらにとっては心に突き刺さる言葉だったろう。それでもまどかのために戦うほむらちゃんは最高にかっこいい。
杏子やゆまも学校にやってきて、劣勢と見たキリカはなんと自らの意思で魔女になった。この魔女の結界も魔女になりかけていたキリカが作ったそうだ。

魔法少女はいつか魔女になるという事実を知り、魔法少女たちの士気も下がったが、ゆまの言葉でそれが戻った。アニメではこの事実を知ったマミさんが発狂するが、この世界では誰もそうならなかった。これも数少ない希望の一つだと思う。
皆で連携し元キリカだった魔女は撃破した。そして織莉子も追い詰めた。
織莉子はQBの目をまどかから逸らすためにゆまを紹介し、魔法少女狩りをしていたそうだ。織莉子の目的は予知の能力で見た最悪の魔女になったまどかをその前に始末することだった。しかしQBはまどかを見つけてしまった。QBのウザさはどれだけ世界をやり直しても変わらないんだろうw
どうしてもまどかを殺したい織莉子はソウルジェムが濁っても戦い続けた。しかしどうしてもまどかを守りたいほむらによって追い詰められそのソウルジェムを打ち砕かれた。ここで敵も倒して一応一件落着かと思ったら、織莉子は最期の攻撃でキリカの破片をQBに投げつけQBの頭を吹き飛ばした。
最期の最期にまどかを殺せないならQBを殺して契約を阻止しようとしたのだと思って、少しは見直したが狙ったのはQBではなかった。QBを吹き飛ばしてスカッとしたのもつかの間織莉子狙ったのはまどかだった… QBも織莉子も大嫌いだ。

心臓部分にこの大きさの破片が刺されば即死だろう… QBは早くも復活してるし…
ほむらはまどかを守れなかった…
魔女にも魔法少女にもならなかったが、普通に殺されてしまうなんてね…
このシーンの後、キリカと織莉子が夢の世界のような感じで仲良くしていて腹が立った。杏子とさやかの関係が正ならこいつらの関係は負だな。
そしてほむらはまた時間を巻き戻してやり直すんだね…
個人的な評価★★★★☆
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