春日 旬
メディアファクトリー (2011-04-23)
昔読んだ数学ガールのコミックと絵が違ったから最初主人公が同じと気付かなかった。
今回は前巻登場しなかった主人公
「僕」のいとこの
ユーリが登場した。
ユーリは「僕」のことを「お兄ちゃん」と呼び恋しているようでかなり可愛かった! 「僕」はその気持に気付いていないようだけ、ミルカやテトラと共にハーレムを築いているね。
今回は副題に「
フェルマーの最終定理」の最終定理とついている。
ウィキペディアから引用させてもらうと、フェルマーの最終定理とは、
3 以上の自然数 n について、x^n + y^n = z^n となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがない、という定理だそうだ。
管理人も詳しくはないけど、フェルマーは「
画期的な証明を見つけたが、それを記すには余白が足りない」みたいな感じの言葉を残して、証明しないまま亡くなり、長らく証明されていなかった定理だったと思う。
そのフェルマーの定理だが、1巻では出てこなかった。ピタゴラス(三平方)の定理が出てきたくらい。まぁ難しいから完結するまでに証明される気もしないけど。
1巻はピタゴラスの定理に関係して、「僕」たちの数学教師が出した「
原始ピタゴラス数は無限に存在するか」や「
原点中心の単位円上に有理点は無数に存在するか」といった数学クイズをミルカやテトラ、そしてユーリも関わりながら解いて行くという感じで物語が進んだ。
ちなみに数学が大嫌いで適当に読み飛ばしても別に問題がないように感じた。あくまで数学はきっかけにすぎないと思う。
普通にラブコメ漫画として楽しめる。ただ、人間考えるのを辞めると老化するから読むべきだとは思う。
ユーリとテトラは露骨に「僕」に好意を現わしているのに、「僕」がISの主人公かと思うくらい無反応だったw
脚の手術をして松葉杖状態のたユーリを「僕」が自転車の二人乗りで送るが、そのときのユーリの幸せそうな表情が良かった。

一方でミルカはほとんど感情を表に出さないけど、何となく「僕」に好意を抱いているようで面白かった。乙女の心理描写があればいいと思った。

でもメインヒロインはミルカさんという感じかな。クールなミルカさんにはいつかデレて欲しい。
個人的な評価★★★☆☆
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