原作:Magica Quartet 作画:ハノカゲ
芳文社 (2011-03-12)
カバーを取ると表に「さやかの唄」が描かれていたのはいいけど、裏表紙は大量に描かれたアニメ版キュウべえが契約を迫ってきてウザかったw
さやかが魔法少女になったことで上条君は復帰。後悔はないと今は亡きマミさんに言うさやかだが、これは死亡フラグだ。
さやかと杏子の戦いを不安そうに見るまどかはいい子なのに。しかしその不安心を煽るかのようにQBは契約をせまっていた。QBからはシュールストレミング以下の臭いがプンプンするッ!
ことあるごとにまどかに契約させようとするQBがほんとウザすぎる。話を何でもかんでも無理やりにでも契約の話題に結び付けるし、いいかげん露骨すぎるだろ。
それに物語の続きを知っていると色々と思うところがある。答えたくない質問にはうまく話題を変えたり。QBには不幸になってほしい。
肉体はハードウェアでソウルジェムこそが本体と明かすシーンでも、アニメ版と違い笑顔でひどい真実を告げるQBが憎い。表情が豊かな分憎い!
仁美と上条くんの件でさやかはダークサイドに落ちてしまった。
仁美はなかなか思いを告げようとしないさやかのためを思って一芝居打ったという説もあったけど、コミック版を読む限りそんな様子は感じなかった。つまりさやかは敗北。現実は残酷だ…。でもさやかの思い次第だからどちらにしろバッドエンドか。
ただこの点はしょうがないしさやかも悪い面があったと思う。タイミングが最悪だっただけで…
QBがほむらに銃でハチの巣にされるシーンは、アニメのようなハチの巣ではなくもっとズタボロでボロ雑巾のように銃殺していてスカッとした。すぐに復活して自らの死体をくちゃくちゃと食べてしまったけど…
キュウべえの本名はインキュベーターと明らかになったが、そのときのQBの顔が黒くて邪悪な笑顔をしていて、怖かった。でもこれが本質だから仕方ない。
駅のホームで佇むさやかを杏子は見つけたが、もう遅かった。電車の中のホストも剣から血が滴っていたから殺っちゃったんだろう。
そして「あたしって ほんとバカ」がさやかの最期の言葉となり、最期の笑顔だった。さやかが魔女化してなおさらQBへの憎しみが増した…
魔法少女はやがて魔女となると告げるQBはもう見るからに悪役の見た目だった。まだ最初の方は見た目だけなら見た目だけなら可愛いと思えたのに。今じゃ見た目さえも可愛いと言えない悪さを醸し出している。
アニメも漫画も暗い気持ちになるまどか☆マギカだが、話と話の間のページのイラストは可愛かった。
杏子のポッキーを食べるほむほむや、QBを踏みつけてぐりぐりする杏子には和んだw
個人的な評価★★★★★
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