PCPのシリーズもの作戦は見事成功し、岩瀬の「+NUTURAL」に勝ち、エイジの「CROW」には負けたが2票差だった。もちろん打ち切りは回避!
負けた岩瀬は一人悔し涙を流していた。前回は女の戦いで醜い面もあったけど、結果が出る前シュージンと互いにライバルとして認めあったり、結果良い関係ではあったと思う。岩瀬は敵ではなく好敵手だった。
PCPはこのヒットでドラマCD化や小説版も決まりサイコーはヒロインの声優に亜豆を選んだ。さらに編集部にはアニメ化の話まで来ていた。
ところが非情なことに服部から亜城木に「PCPはアニメにはならない」と告げられた。理由は子供が真似して困ると苦情が来ているからだそうだ。計算して書くタイプならアニメ化まで計算して作らなくては駄目だったらしい。
確かにそうかもしれないけど、服部さんPCP連載開始時にそれを言っといてくれればと思う。内容が邪道すぎるとアニメ化できないとかさ。
でもデスノートは死神のノートなんて存在しないからアニメ化できたのだろうね。その辺考えていたのだろうか。
とりあえずPCPの打ち切りの危機から脱したことで、次の展開は亜城木のアシスタントの白鳥の話だった。
白鳥は絵を描くのが好きでアシスタントをやっていたそうだが、シュージンに言われ漫画のネームを描いてきた。そしてシュージンにアドバイスを貰いながら修正した原稿を服部に見せても好評価だった。
しかしシュージンに手伝ってもらったことを伝えると、原案・作画白鳥シュンで原作が高城秋人になってしまうと言われた。
文章を人に見てもらって添削してもらうといつの間にか自分の文章がなくなっていることはしばしばある…
だが服部はPCPに余裕ができてるからこっちの原作もやらないかとシュージンに提案してきた。
サイコーはその誘いに口では賛成していたが、シュージンがもう一作やると亜城木夢叶としてアニメ化を目指すもう一作が描けなくなるため内心動揺していた。
しかしサイコーが許可したため白鳥とシュージンは打ち合わせに…。またTRAP立ち上げ時のような不協和音が聞こえてくる展開に突入したようだ。
白鳥の家はお金持ちで、母親は漫画家を馬鹿にし、父の会社の手伝いかパリへ留学しろと選択を迫っていた。きっとこういう人が適当に漫画を規制するのだろう。
シュージンが白鳥の漫画の原作をすることに、香耶はサイコーの性格だと反対できないから賛成しただけだと反対していた。シュージンは香耶の説得をほとんどスルーしていたが、その頃サイコーは自分にシュージンが原作者として成長することはいいことと言い聞かせ絵を描いていた。とても嫌な空気が漂っているじゃないか…。また分裂の危機のようなものを感じる。
読切の白鳥の漫画「恋犬&ピース」が掲載され、香耶は面白いと普通に評価していた。もっと後ろめたそうに言ってくれればいいのに。
いつも意味深なことを言うエイジは、PCPがアニメ化されないことを知って「テレビ根性ないですね」と言っていたがまったくその通りだ!やや意味は違うけどアニメに湯気も光もダークマタ―もいらない!
恋犬の読切の結果は5位となかなかで連載を狙うことになった。それに伴いシュージンも動きだしたが、サイコーも「一人でもう一作描く」と決意を表明し、時間を計りながら絵を描いたりしていた。
白鳥は漫画家になるために本当に家を出てしまった。温室育ちのくせに根性はある。でも結局、公園で野宿していたところ、香耶の実家の不動産屋の伝手でワンルームのアパートを借りることになった。洗濯機や炊飯器の使い方を知らないあたりはちょっとムカついたけどw
白鳥が一人暮らしを始めアシスタントの仕事をしていると、仕事場に突然白鳥家の面々がやってきた。そして白鳥母は完全なアウェーな場で漫画を落書き遊びと侮辱した。プロの漫画家の前でよくそんなこと言えるものだと感心する。こういう奴が漫画を規制するんだろう。
もちろんサイコーとシュージンがキレないはずがなかった。特にシュージンは恋犬を白鳥家が誇れるすげーものにすると白鳥母に言い放った。でもこれって逆にあれだよね…。サイコーにとってはさ…。
さらに森屋も白鳥母にキレ、白鳥姉や父までも白鳥母に反対していた。白鳥母はまさに四面楚歌状態で少し報われたw
姉は「あきらめたらそこで試合終了だよ」と某バスケ漫画の名セリフを言ってその場は盛り上がった。もちろん漫画を知らない母は蚊帳の外w
無事(?)恋犬を続けることになって、平丸のと吉田氏のシーン。
平丸の「ラッコ11号」と蒼樹の「青葉の頃」は打ち切りが決まったそうだ。いつも休みたがっていた平丸だが、さすがにショックを受けていたw シリアスなシーンがあると平丸と吉田氏のやり取りが一層面白くなるw
やる気がない平丸に吉田氏は人気作家読切祭(スーパーリーダーズフェスタ)という企画に蒼樹とともにエントリーが決まっていると言った。そうして蒼樹をエサにすることで吉田氏は見事平丸にやる気を出させることに成功していたw
平丸はさっそく蒼樹に電話をして、なんて蒼樹もお茶の誘いをしてきた。平丸がリア充になるのは許し難いところがあるね…
この読切企画には他にもエイジとベテラン新井先生そして岩瀬も参加することになった。
そして亜城木夢叶もこれに参加することになった。目的はもちろんアニメを視野に入れた新作。
ライバル達がフラットな条件で勝負できる面白い企画だと思う。
個人的な評価★★★★☆
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