高千穂ほのか先輩が好きで好きで色々ガマンできない。(1) (電撃コミックスNEXT)高千穂ほのか先輩が好きで好きで色々ガマンできない。 1巻 感想です。
作者は過去2作とも共通して田舎の古い風習やオカルト、淫らな習慣みたいなものを題材に漫画を描いてきた原つもい先生。
3作目の本作も同様の系統だと思ったら、意外と王道のラブコメっぽいスタートだった。淫らなシーンはあるも田舎の怪しい風習みたいなものは出てこなかった。
物語はゲームが趣味の陰キャ男子大学生の主人公「
若松」が同じ学生寮の先輩の「
高千穂ほのか」にストーカーと勘違いされてしまうところから始まった。

誤解は別の先輩の登場で解け、その先輩と3人で飲みに行くことになった。そこで高千穂は若松ど同様にエロゲーが好きということが明らかになった。現実には美人でエロゲー好きの女子大生なんて存在しないからこの辺りはオカルトかもしれない。

二人は共通の趣味で盛り上がり雰囲気は非常に良かった。事故でトイレを覗いてしまってもノーカンになるくらい意気投合!

これじゃあラブコメとしてはすぐ終わってしまいそうな勢いだったが、翌日寮の食堂で若松が挨拶をすると高千穂先輩は塩対応。

なんと高千穂は飲酒をすると饒舌になるが素面の状態では愛想も悪く友達もいない陰キャ女子大生であった。しかも飲んでいたときの記憶はない!
と周りには思わせておいて高千穂は全てを覚えていた。

自室では素面でも饒舌で悶える姿は可愛い一面がある。
高千穂は母にも友達がいないことを煽られ、若松と仲良くなることを決意し二人の関係は再度始まろうとしていた。

高千穂は再びお酒の力を借りて、パンツ一丁にノーブラTシャツ1枚だけという非常にラフな格好で若松の部屋に訪問。高千穂先輩がお酒に弱すぎてヤバい。
再び饒舌になるも友達同士は一緒にお風呂に入ったりするという話で解釈が噛み合わない会話が面白かった。これで友達になれたのかな?
そして2回目の主人公同伴のトイレシーン!こういうシーンが多いのはこの作者の持ち味だと思う。

これまでの作風から打って変わって現代のある程度栄えた都会を舞台とする王道なストーリーながら破廉恥なシーンはちゃんと盛り込んでいて期待が持てそうだった!陰キャ男女の恋人以前に友達になれるかの物語を楽しみにしよう。
個人的な評価★★★★☆
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