怪獣8号 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)怪獣8号 4巻 感想です。
特別強い人型怪獣相手に第3部隊の保科副隊長が剣劇で立ち向かうが斬っても斬っても再生の繰り返しで埒が明かない状況。しかも怪獣側はまだ本気を出しておらず巨大化して応戦してきてさらにピンチに陥ってしまった。
ただの人間が怪獣に立ち向かうために生み出された強化スーツも駆動限界時間を迎え保科副隊長は敗北。この場で最も強い隊員が別に噛ませとかでなく負けるのは絶望的なシーンだった。

怪獣相手には銃器で戦うのがセオリーだそうだが、銃器が苦手な保科は刀の道を究めて今の地位にいる努力の人。そんな人がスーツのサポートを得られなくても再び立ち上がって、関西キャラっぽくおどけて立ち向かう様笑えない。泣けるッ!
しかしボロボロになっても怪獣に立ち向かった保科副隊長のあがきは無駄ではなかった。最大戦力の隊長であるミナがかけつけた。

ミナの登場で隊員の指揮も上がり、人型大型怪獣と総力戦になった。保科副隊長が不屈の精神で立ち上がるのがかっこいい。
そして強力な怪獣にチームワークで勝利を得た第3部隊。これで一件落着にはならず、怪獣は最後の悪あがきで自爆をしようとしてきた。さながらセルのように…
カフカはこれを止めるために他の隊員の前で怪獣8号の力を開放。

無事、隊員たちの命は守られたのだったが…
もちろん身柄は拘束されてしまう…
それでも幼馴染で隊長のミナ以下隊員たちはカフカの人間性を信じて戻ってくると信じているのがよかった。この人望の厚さがカフカという人物を表しているようだった。

捕らわれたカフカの始末は防衛隊長官の四ノ宮長官が担当することに。

怪獣2号を兵器化した力を使う長官は防衛隊史上最強らしく、部分的に怪獣8号の力を使ってもあっさり消し飛ぶ破壊力だった。
この難局を乗り越えられるかというところでまたもや次回に続く!
カフカ良いやつなのに同じ人間の敵意によって苦境に立たされ、もどかしく忍耐が必要な展開だった。
個人的な評価★★★★☆
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