淫らな邪教に巣喰うモノ(5) (電撃コミックスNEXT)淫らな邪教に巣喰うモノ 5巻 感想です。
前回覚醒して異能に目覚めて新興宗教で崇められる存在にまで一気にレベルアップした主人公。性格までサイコに変貌するところは前作を思い出すw
主人公の姉は教団幹部に無理やり淫らな行為されていた。だいたいこういうのって未遂でギリギリのタイミングで誰かが助けに来るけど、助けに主人公である弟が現れたのは行為がなされた後であった。

こういうスパイシーな展開がこの作者の美徳なところだと思う。
そして弟だと思われていた主人公は姉が神と交配して生まれた神のような存在だった。生まれたときは蟲のような姿でまだ未成年の娘の子宮を捧げて蟲を産ませた父は予想外にまともな人間ではなかったのが驚いた。
最初は怪しい教団から子供を守って逃げた善良な父親だと思っていたのに!

力に目覚めた弟は姉を犯した幹部を帯状に変形させて始末した。

あっけない最期だが、これまでの悪事を考えると幸せな最期に思えるな。
さらに弟は遠隔視で将来の嫁を発見して留まることを知らない。相手も自分はこの弟のために生まれてきたと常軌を逸している感じw
サイコな笑顔で服を脱ぐように命令している弟はマジヤバイ。楽しく笑顔で人〇しそう。

そしてこの娘の政治家をやっている祖父の身体を乗っ取り、5年後政界に進出する準備を進めていた。
完全におかしくなった弟を取り戻すために姉だけは離反して別行動しているのが唯一の良心か。

狂った夫には狂った妻。
おそらく神の子を宿した妻は世界を破滅させそうな恐ろしさの片りんを見せバッドエンド!
最初の生贄ガチャとかの伏線は回収されなかったし、いきなり5年後だからたぶん作者にとって不本意なクライマックスだったんだろうな。
作者のセンスは個性的だからこの作品も上級者向きに思える。
画力や変態シチュエーションの考案はそのセンスが輝いており、オマケ漫画はどれも変態的だった。
特に少女3人を外に連れ出しおしっこしているところを観賞するなんてシーンは常人には思いつかないだろう。弟笑顔で鑑賞してるし。

さあ、紳士的にレベルの高い作品であったが、作者の個性を受け入れることができれば楽しむことができるんじゃないだろうか。
俺はたぶん作者の次回作を買うだろう。発売日に初版を。この作者が次にどんな作品を描くのか興味がある。
個人的な評価★★★☆☆
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