ヒロインは絶望しました。(3) (マガジンポケットコミックス)
ヒロインは絶望しました。 3巻 感想です。
さて、前回の続きで弱みを握られるぼっち少年の「秋葉」からノーブラ・ノーパンで1日過ごすことを強要されたヒロインの「明」は、さっきまで対戦していた強豪プレイヤーの妃からそんなクズで鬼畜な命令を出すパートナーを懲らしめる方法を聞くことにした。
明は一応話を聞き秋葉を嫌いながらも謎のフィードバック型対戦ゲームに巻き込んでしまったのは自分だからと仕返しはしないと聖人のようなヒロインだった。

当の秋葉からもピュアチョロと評されるだけあって本当に優しくて、こんな凌辱を受けて気の毒になる。この漫画読んでて明がマジ不憫。
そして今回はレイドバトルの話。レイドバトルとはいつもの他のプレイヤーとの対戦ではなく、プレイヤー同士が協力してボスを倒すというもの。
チームワークが大切なレイドバトルなのに、事前の作戦会議の段階からドS同士非常に険悪で面白かったw

しかしチームメンバーの個人レベルは高く、ランダムで当たるSランクまでのボスなら勝利してレアアイテムをゲットできると算段をつけていた。
会議を終えいざレイドバトルを開始した。当たったボスはなんとSSランクで現状の装備レベルでは唯一勝てないランクの相手であった。
引き運悪く、いきなりバッドエンドのような悲惨な展開が待っていた。この物語NPCの敵キャラも基本鬼畜で人間の苦しむ姿を楽しむ傾向にあるんだよね…

クズで鬼畜だがこのゲームに関しては天才的な秋葉は咄嗟の判断で全員で緊急脱出。ボスに捕まった仲間の治療まで施した。
もちろんただではなく土下座を強要。クズなのがブレない!もしも秋葉がタダで善行をしたら何かを疑うレベル。

そんな秋葉もついに報いを受けるときがやってきた!敵の攻撃に被弾し顔面と腕がボロボロに!

図らずとも最初に妃が言っていたような懲らしめる展開になったわけだ。
明はいつも似たような目に遭わされているわけだけど、秋葉が同じ目に遭っても普段の行いのせいで同じ感情は芽生えてこない。
普段からクズだったり今回も仲間を裏切ったりしたけど、何だかんだ代償を払う約束通り勝利という結果は示してきた秋葉。
だがその秋葉が敗北したことは明に恐怖心を芽生えさせていた。だから失禁も止む無し…

敗北して今回のレイドバトルからは消滅してしまった秋葉だったがそれでもきちんと仕事はこなしていたのはやはり天才か…
ボスを弱体化させるアイテムがあると踏んで探し出し最後に使用していた。さながら鬼舞辻無惨をクライマックスで大幅に弱体化させた珠代さんの様だ。

デバフが効いて倒せるレベルまで弱体化するまでは時間がかかるらしくしばらく逃げる必要があるが、それも今回のSSランクのボス相手だと容易ではなかった。さながら鬼舞辻無惨を太陽が出るまで足止めするくらい難しい。
そこでも秋葉が事前に見つけて明に場所を教えていた回復アイテムが役になった。そのおかげで無事にSSランクボスを撃破。

とてもクズなのに有能すぎる秋葉にやるせない気持ちになる展開だった。
秋葉は途中退場となったが約束通りチームでは勝利しアイテムもゲット。秋葉は事前にとっておきと言っていた要求を口にした…
これまでパンツ見せろとか生尻におしりペンペンとかノーブラ・ノーパンで1日過ごすとか凌辱的な要求ばかりしてきた秋葉が、わざわざとっておきとまで言う要求に恐怖を覚える。
その内容とは…

デートしてというものだった。
これには明も思わず拍子抜け… これまでで一番まともな命令だった。
とは言え、これがとっておきと言うくらいだから秋葉の歪み具合が垣間見える気がした。
レイドバトルを乗り越えて大幅にパワーアップした明&秋葉ペア。しかし強くなればそれだけ強いペアとマッチングして苦痛と死亡のリスクが高まってしまう。
予告によると次の対戦相手も鬼畜なペアっぽいし、秋葉とのどっちがクズで鬼畜で凌辱的なのか対決になるのかな…?
今回もクズだけど頼もしい秋葉の評価に苦しむ物語だった。
個人的な評価★★★★☆
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