濱田 浩輔
講談社 (2019-11-07)
売り上げランキング: 148
はねバド! 最終16巻 感想です。
劇中の時間はそんなに経ってないはずなのに、6年にも及ぶ長期連載中にあった驚くような展開が色々脳裏をよぎった。でも今は色々懐かしい。最後はさわやかな青春バドミントン漫画として幕を閉じた。
ラストバトルは母が見守る中の義理の姉妹対決!優勝した方が高校日本一!
主人公の綾乃はバドミントンの暗黒面から抜け出し、連載開始当初のぽわっとした雰囲気もどこかに漂わせながらもガチ勝負。対するプロとしても活躍している義理の妹コニーも裏表の無いキャラクターで純粋にバドミントンを楽しみながらガチ勝負。

暗黒面から抜け出したと言ってもその経験はしっかり綾乃の中に根付いているようで、時たま見せるしたたかさはしっかり強みとして試合に活かされていた。

一瞬見せた暗黒面の力で得点して喜ぶ姿はひょうきんな雰囲気で安心し見てられる。コニーも仲の良い姉妹同士という反応で良かった。

綾乃は戦略や技を活かして戦うのに対して、コニーは体格に恵まれ単純に強いという印象。そして互いに得点しあって一進一退のラリーが続き勝負は超白熱。
熱いけど、コニーの性格が可愛くて熱戦の間に一瞬涼しい風が顔を撫でるようで面白かった。

試合もクライマックスで病に侵されながらも成長した娘二人を見守る母は涙していた。バドミントン命な母にとっては大満足な展開だろう。

そして優勝は主人公の羽咲綾乃!

ダークサイド編が嘘のようなさわやか青春バドミントン漫画を繰り広げ、試合後のやりとりも純粋におめでとうと言いたくなるものだった!余韻もすばらしい。もう5巻の表紙なんて忘れた!
エピローグはふんだんに描かれていて、ライバル選手たちが世界で活躍している中綾乃は高校バドミント以外には関わらず普通のJKのような青春を送っていた。文化祭のシーンとかもうほんと普通のJK

それでも1年生でインターハイ優勝しその後も高校バドミントン大会で優勝しまくり2年後には9冠達成に届きそうにまでになっていた。

コニーとの関係も良好のようで、順調にバドミントを続けている様が描かれ本当にいい最終回だった。
個人的な評価★★★★★
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
