昨今、藤井七段の活躍や羽生永世七冠の国民栄誉賞受賞、ひふみんこと加藤一二三九段のバラエティ番組への出演などでにわかに流行っている将棋。
他にも「3月のライオン」や「りゅうおうのおしごと!」を始めとする漫画やライトノベルの界隈でも将棋を題材としてヒットしている作品が目立ってきていると感じる。
俺も去年くらいからこれらの作品や佐藤名人VS最強将棋ソフトの対決、将棋実況ユーチューバーなど影響で将棋を始めて世界が変わったレベルでハマってしまった。
もちろんスマブラSPやマリオカートなどの電子ゲームをやり込むのも楽しいし、FGOやスクフェスもたぶん初期の方からやっている。同じアナログゲームのカタンやカルカソンヌのようなものも大好きだ。
だけど、将棋は別枠で面白い!運の要素のない完全実力勝負だから勝利したときの喜びが半端ない!
特に接戦を制して勝ったときは星5鯖やURを引いたとき以上に脳汁が出ると言っても過言ではない!
また、勉強した成果がわりとはっきりと返ってくるから努力する喜びが感じられる!
俺も学校の勉強は大嫌いだった。だけど将棋の戦法の勉強などは楽しい。新たに覚えた戦法や作戦を早く実践で試してみたくてうずうずしてしまう。
脳は使わないとどんどん衰えてくるからそういった意味でも遊びながら勉強できる神ツール。それが将棋!
だから将棋を趣味として始めようぜ!と言いたいわけだが、いきなり始めるのも敷居が高いしモチベーションも上がらないだろう。
だからまずは将棋を題材とした漫画やラノベを読むのが個人的にはおすすめ。
将棋を題材とした作品は将棋について知っているといっそう面白くなるものが多いが、その中でも将棋を知らなくても楽しめると思われる作品をいくらか紹介する。
まずは、りゅうおうのおしごと!
SBクリエイティブ (2015-09-25)
売り上げランキング: 6,883
この作品はアニメ化もしたし説明不要かもしれないが、将棋要素も強くストーリーも面白い。将棋を始める前の入門書としてはうってつけだと思う。ちなみに登場人物のモデルとなったプロ棋士やエピソードがあって将棋のことを知ればもっと面白くなる。
続いて、駒ひびき
KADOKAWA / 富士見書房 (2014-06-09)
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麻雀漫画の咲-Saki-を麻雀知識無しで読めるのと同じように読んでいける作品。萌×将棋でそういった趣味の人にはうってつけだと思う。
3月のライオンは有名すぎるだろうか?
白泉社 (2013-12-13)
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残念ながら将棋要素は若干薄いが、将棋指しのかっこよさが存分に描かれている。熱いシーンはとことん熱く、個人的には島田八段と名人の対局のところが好き。
あとハチワンダイバーも勧めたいところだが、如何せん読んだことがないためここではノーコメントとする。
代わりに、将棋のことをある程度わかっている前提で面白いのが ものの歩
集英社 (2016-01-18)
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ジャンプでは打ち切りになったが、たぶん内容が将棋がわかる人向けだったからだと思う。今改めて読み直すと面白い。キャラも別にイキってなくて良し。
さあ、将棋をやってみようかなと思ったところで何から始めようかと悩むことだろう。ルールや駒の並べ方は他のサイトを参照で。
まずはブラウザゲーの「
ハム将棋」やスマホゲーの「
ぴよ将棋」のレベル1あたりと対局してみよう。
きっとルールを知っているだけは負けるから。
このハム将棋に安定して勝てるようになれば入門レベルは卒業と言えよう。
だったらどうやって勝つか、ということで戦法を覚えてみよう!
将棋の世界にある二大戦法それが
「居飛車」と
「振り飛車」それぞれでまた細かく戦法が分かれているが、ざっくりと居飛車は飛車を横方向に動かさず初期位置から真っすぐ相手陣を攻める戦法。プロ棋士は圧倒的にこちら使う人が多いが必要な勉強量は多いとされる。
一方の振り飛車は飛車を最初の方に初期位置から左半分に動かして戦う戦法。アマチュアはこちらが多く、勉強量も少なくていいと言われている。相手がどんな風に攻めてこようがおおよそ決まった形で我が道を行くような作戦。
この二つの戦法の内、初心者が最初に覚えるべき戦法は居飛車なら「棒銀」、振り飛車なら「四間飛車」だろう。
棒銀はひふみんの得意戦法で有名。四間飛車は初心者向けと言いながらプロ棋士がしばしば使ったりしている戦法。
この二つの内、お好みで好きな方が覚えたらいい。ただし両方同時はよろしくない。その勉強量を片方に集中させた方がいい。
俺は棒銀をスタート地点とした。NARUTOでシカマルもやってたし、この棒銀講座動画がわかりやすかったのもある。
他にも他のサイトやyoutubeなどにも戦法解説動画があるし、本屋で棒銀や四間飛車の入門書も売ってるからそれらを買うのもおすすめ。
これらの戦法を覚えてハム将棋やぴよ将棋に勝てるようになったら実戦デビューだ!
おすすめは将棋連盟公認の「
将棋ウォーズ」というアプリ。
1日3局まで無課金で自分の実力に見合った相手と自動マッチングして対戦できるゲームアプリだ。
持ち時間が10分なので、緊張感に満ちた対戦を味わうことができる。ぜひ覚えた戦法で勝利して星5鯖にも勝る脳汁を噴き出してほしい。
勝てないようなら次は戦法ではなく詰将棋の勉強だ。
詰将棋とは何か?
例えば下の画像、今、自分のターンで「金」を一枚持っている。さてどこに打てば相手の王様は逃げ道が無く次に取られてしまう状態(詰み)になるか?これが詰将棋で下の画像の場合は一手詰みという。

答えは5二の地点。歩の前に金を設置すると逃げ道は無いし、打った金を取ろうとしても歩がいるからそれができない。
こんな感じのクイズをたくさん解けば自然と将棋は強くなっていく。まずは一手詰みの問題を秒殺から瞬殺できるくらい何度も解くことをお勧めする。
本はこれがおすすめ↓
浦野 真彦
毎日コミュニケーションズ
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たぶん途中でくじけそうになるから毎日ちょっとずつがいいと思う。精神的にはネテロ会長の正拳突きとかツェリードニヒの絶の修行の気分で。感謝の詰将棋一日5問とかそんな感じで。
一手詰みが瞬殺や秒殺できりょうになったなら次は。音を置き去りにした気分で三手詰み。本ももちろんこれw
浦野 真彦
浅川書房
売り上げランキング: 8,874
これも秒殺できるようになれば5手詰めとどんどん増やしていけばいい。俺は現在5手詰めを秒殺できるように毎日繰り返し解いている。著者のサイン本でw

りゅうおうのおしごと!の舞台である大阪の将棋会館ではサイン本が普通に売ってるからおすすめ。

ついでにローカルネタを言えば、りゅうおうのおしごと!の聖地巡礼のついでに「
将棋バー〜wars〜」というお店もおすすめ。
お酒を飲みながら将棋を指せるというコンセプトバーで、かつてプロを目指していたマスターがルールを覚えたての人でも優しく教えてくれる。おひとり様でも入りやすい雰囲気で、お店には大量のプロ棋士の色紙や中には漫画家や俳優さんのものまである。



日本将棋連盟の公式でも紹介されていたりするから大阪の将棋ファンには有名なお店かも。
プロ棋士もプライベートで訪れる。イケメン元奨励会員が経営する「将棋BAR~wars~」その人気の理由は?閑話休題
さて1手詰めを卒業し3手詰めも多少時間がかかっても解けだするころには将棋ウォーズでも対戦相手といい勝負ができていることだろう。
念修行なら水見式までたどり着いたくらいのレベルはある。
ここから先は地道な修行だ。戦法にさらに磨きをかけたり、難しい詰将棋を解いたり、負けた将棋を見直したり、冒頭でも少し紹介した将棋の実況ユーチューブを見たり、このころには自力で何をすればいいかわかるだろう。
クロノさんの実況は色々な戦法を使う上に、解説もあって面白いから俺は好き。
将棋実況チャンネル【クロノ】以上。少しでも将棋に興味を持ってもらいたいという気持ちで書いてみました。
将棋ってほんと楽しいゲームだから課金重視のスマホゲーだけでなく、昔からあるこういったゲームにも興味を持ってほしい。無課金だし。
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